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7000社のビジネスモデルをこの目で見て、

15,000人のビジネスマンの話を直接聴いた。

肩書きも世間の評価も信用しない。

信じるのは自分で見て聴いたことだけ。

もういまならすべて話してもいいだろう。

石塚  毅の「俺に言わせれば」

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◆第1回◆ コロナショックつれづれ

この原稿を書いているのは3月29日。都市封鎖?Lockdown?と、テレビの情報番組も悲観的観測が多い。


僕が高校を卒業したのが、1989年(平成元年)。それ以来

1990(平成2年)バブル崩壊

1995(平成7年)阪神淡路大震災

1997(平成9年)金融機関の破綻

2001(平成13年)ITバブル崩壊

2008(平成20年)リーマンショック

2011(平成23年)東日本大震災

2020(令和2年)新型コロナショック


僕の記憶に残るものだけでもこれだけある。

前回の東日本大震災から9年だ。そろそろ何か来る。

だからいまこうなんだ、ともいえる。

20代の頃、ITバブル崩壊のあおりを喰らい、残念ながら立ち行かなくなった会社の社長がしみじみと言った。


「石塚クン、大きな流れの前には何やってもムダだよ!」


とても優秀な経営者だった。そんな人でも大きな流れの前には無力なんだなと。

今回のコロナショックでふとそれを思い出した。

経営的には感染の一挙一動を気にしてはいけないのかもしれない。

大きな流れを見極めてから行動する。「様子見」も一つの戦略だろう。


リーマンショック。

ここで生き残った経営者全員に共通したもの。

それは「執念」だ。

若手でもかんたんに参った!を言う一方、高齢でも絶対に諦めず、

それを見事に危機バネにした経営者を至近距離で見た。

あの光景は忘れられない。


コロナショックでも変わらないだろう。

攻めるか?様子見か?それとも降参か?


著:石塚 毅


石塚  毅(いしづか  たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp