まちの仕事人インタビュー
笑顔を守るみんなのお母さん
The Best Kid's English スクールマネージャー 山原 理子 (やまはら さとこ) さん インタビュー

・出身地

兵庫県尼崎市出身  奈良県斑鳩町育ち

 

 

・出身校

天理大学

 

・生年月

1969年12月22日

 

・趣味

最近始めたばかりのテニス

※高校生の時にオーストラリアへ留学した際にスカッシュをやっていました。


ゴルフも大人になってから嗜んでいましたが、動くボールを追いかけたいという思いが強くて今はテニスをやっています。

 

・職歴

大学→オーストラリアの専門学校→大阪のリゾート開発会社の海外事業部でフロリダのホテル担当


経理資料や報告書等の翻訳や日本での営業活動だけでなく、現地でホテルのフロント勤務や現地でのツアーガイドをしたりとなんでもやっていた→職場結婚を機に家庭に入り二人の子供を育てることに専念→ホテル勤務に戻りたいと思い、大阪のホテルにてコンシェルジュとして再就職→大阪にある外資系のホテルへ転職しフロント及び予約業務と営業→コロナが原因で東京へ出てきて教育事業へ転職→独立                                                                                                

 

・今のお仕事を選んだ理由はなんですか?

前職、私は大手教育事業の英語教室で仕事をしていました。私が入社した際の会社の方針は「楽しく遊びながら英会話」が全面に出ていました。


しかし、最近では英検など資格としての英語を最優先に考えている保護者が増えてきており、保護者の考え方が変わった影響で、英語教育の現場では、子供達の保護者のニーズに合わせて、楽しむことよりも競争することを重要視するようになってしまっています。競争が重要視されたこともあってか、今までは英会話に楽しく伸び伸びと触れていた子供達が、窮屈に感じてしまっている現状に違和感を覚えました。


その中でも特にその違和感を強く感じた出来事として、ハロウィンイベントが好きな子供達は昔からすごく多くて、ハロウィンが待ち遠しいと思っていた子供もすごく多かったのですが、ある時から子供達が英語に触れながら楽しむ目的だったハロウィンイベントから、ハロウィンウィークと名前が変わり、ただの英語のコンテストになってしまいました。


その他にも遠足などのアウトドア企画も会社のルールが多すぎて実現できず、コロナ渦に入った後はクッキングもダメになってしまって、子供たちが楽しいと思える空間がどんどん少なくなっていると感じるようになりました。私は年々子供が心から本当に楽しいと思えることを始めたいと強く思うようになっていき、自分で英会話スクールを立ち上げようと決意しました。


スクール立ち上げのきっかけは他にもあります。スクールを自分で立ち上げたいと思い始めたタイミングで、私は通勤中にちょっとした事故に遭いました。事故で救急車に乗っても代わりがいないからと休むことも許されず、この会社で私はたった1回の人生で膨大な量の事務作業などやりたくない事を無理して体を酷使して頑張って何になるんだろう、もっと自分自身にも、そして子供たちにもしっかり向き合いたいと強く思った事もスクール開校の背中を押してくれました。


私はこのスクールを通じて、子供たちはもちろん、保護者の方々やスタッフなど、スクールに関わるみんなを大切にしたいと思っています。


スタッフのティーチャー達は勤務時間短くしたり、介護休暇を作ったり、正社員だけではなくアルバイトにもバースデー休暇を用意したりと、お母さんになっても働けるような特に女性に優しい働きやすい会社を目指しています。


最近はオンラインでの業務体系も徐々に広げていて、日本で働き続けたいと思っている海外出身スタッフ達の応援もするために準備をしています。

 

 

・お仕事で大切にしている事はありますか?

誰にでも、それがたとえ2歳の子供でも、真摯に向き合うことです。


私は、子供と向き合う時も、子供としてではなくて、一個人として向き合うことを常に意識しています。こちらの意見を押し付けずに子供の個性や意見を尊重することがとても大切なことだと考えています。


また、私は子供たちだけではなくて、保護者の笑顔も大切にしたいと思っています。子供の笑顔のために、保護者の方々がもっと子供に寄り添ってあげられるようサポートをしていきたいと思っていますし、保護者の笑顔のために、悩み事を気軽に相談できる場所としてスクールを利用してもらえるように心がけています。


時代とともに保護者の考え方がどんどん変わっていて、親同士の競争も激しくなっているので、心から悩み事を相談できる親友達がどんどん少なくなっているように感じます。


英会話ではない習い事でも、最初は子供が好きで始めたのに、保護者同士で勝手に競争を始めてしまう事が今では多くなっているように感じます。私はそんな息苦しい時代だからこそ、もっと保護者の方々に寄り添いたいと考えているので、子供達だけでなく保護者の方々が愚痴や悩みを言えるようなスクールにしたいと思っています。


・お仕事の中で記憶に残る出来事はありますか?

前職ですが勤務し始めて2ヶ月くらい経った時の事です。スクールに通っている子供の表情がいつもと違った事がありました。私は心配になって、その子供に何があったのか聞いてみると、その子供は急に泣き出してしまいました。どうやらその子供は学校でいじめられていました。いじめについてその子供は保護者には心配をかけまいと話してなくて、担任の先生には話していましたが、その結果いじめがエスカレートしてしまっていました。


その状況を1人で抱え込んでいたので耐えきれなくなってしまっての涙でした。どうにかしなきゃと私から保護者へ連絡をし、保護者と学校とで話し合いの場を作るよう促しました。たまたまクラス替えのタイミングと重なっていたので、いじめをしていた子供と離れることができて、その子は元気になりました。


子供に寄り添いたいと普段から強く意識をしていて、子供の表情の変化をいつも見ていたからこそ気付くことができたと思っています。


その他にも、もっと陰湿なイジメを受けて学校に行けなくなってしまった子供もいました。


その子供については、時間をかけてでも子供の好きなことを探してやらせてみたら、好きなことに夢中になって気持ちが前を向くのではないかと提案をしました。しばらくして、その子はフェンシングを初め、フェンシングにどんどんのめり込んでいくにつれて、どんどん上達して、どんどん明るい笑顔がでるようになり、少しずつ学校にも再び通えるようになりました。


保護者の中には世間の目が気になって、子供の学校を途中で変えることや、長い期間学校を休むことに後ろ向きな人が多くいると感じています。


私は、子供にとっては学校が全てじゃないと伝えたいと思っています。この世の中にはもっと広い世界があるとわかってほしいと思っています。


保護者には、もっと子供の気持ちを考えながら寄り添って、その方法が自分の子供に対して一番良いかを真剣に考えて欲しいと願っています。


・お客様から言われて嬉しかった一言はなんですか?

もちろん「ありがとう」と言われることがものすごく嬉しいです。


その他にも、子供達が遊びに夢中になりながら汗だくになって「楽しかった」と言ってくれることもすごく嬉しいです。私は子供と保護者の笑顔を見ることがすごく嬉しくて、その笑顔をもっと増やすために今のスクールを開校しました。なので、そんな一言がすごく嬉しいです。


また、私は関わる方々に笑顔でいてもらいたいという思いが強くて、前職のホテル業の時から、相手に顔が見えない電話でも笑顔で話すことを心がけていました。


私自身のその場のテンションで人を不快にさせたくないと思う昔から意識している感覚が、このスクール運営でも役に立っていると願っています。

 

・ここ最近新たに取り組んでいる事はありますか?

このスクールが2024年4月にオープンをしたので、このスクール開校が私にとって新たな取り組みです。


前職を退職する際に引き継ぎや様々な手続きなどで色々と時間がかかってしまって、時間がない中でのスクール開校になりました。時間がないので寝ずにバタバタ準備を進めたのですが、無事に開校をしてこのスクールを選んで通ってくれている子供達や保護者の方々の笑顔を見たら報われた気がしています。


その他にも、実は毎週土曜日に吉祥寺でサッカースクールを始めていて、来年からイギリスへのサッカー留学の斡旋もする予定です。今の日本では、サッカー留学をする多くの子供は、サッカーはできても英語ができなくて、留学先でメンタルが折れてしまうケースが多く見られています。


そこで、英語を喋れるようになってからイギリスへ送り込めば、他のストレスが軽減されて、その結果もっとサッカーに集中できる環境ができるのではと考えています。


そしたら日本のサッカーのレベルがもっと上がるので、英語教育を通じて、たくさんのユースをイギリスへ送り込んで、三苫選手のようなサッカー選手を日本に増やそうと画策しています笑

 


インタビューをさせて頂いて

山原さんはとてもユーモアがあって明るい雰囲気だったので、いろいろなお話で盛り上がってしまい、長いお時間を頂いてしまいました。


お話をお伺いしていて、関わる方々がどうしたら笑顔になれるかを常に考えていることがとても伝わるほど情熱がある方でしたので、英会話塾やサッカー留学を見据えた教育を考えていらっしゃる方は、是非お問合せをしてみて下さい。

お問い合わせ

The Best Kid`s English

スクールマネージャー  山原理子

東京都練馬区立野町8−6 飯島ビル1階

TEL:03-6904-7677

HP:https://the-best-kids-english.com/

*お電話相談の際、『練馬区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。