まちの仕事人インタビュー
“応援することで応援される“日本の商文化を見える化
株式会社New Dimension 代表取締役社長 天野 幸雄 (あまの ゆきお) さん インタビュー


 

【初めにサービスについて教えてください】

我々は「ハピまる」というサービスを提供しており、人と人、お店・サービスとお客様を繋げることで日本文化の強みである「共存共栄」によって地域や社会への貢献が実現できるプログラムであり、取り組みです。

ハピまる賛同店舗はウェブから問い合わせ後、登録申請を行っていただき、店舗に利用者様向けのQRコードを設置して頂きます。また、ハピまる利用者は利用する際にQRコードを読み取れば自身にポイントが付与され、他の賛同店にてポイントを利用することが出来ます。

様々な賛同店にて利用者が買い物やサービスを受けることで賛同店内での消費が増え、利用者と賛同店が一体となり経済を回していくという仕組みです。

※賛同店への登録方法、ハピまるの利用方法の詳細はサイトをご覧下さい。

 

 

【ハピまるを始めたきっかけを教えてください。】

元々は製造業を長くやっていました。ある時仕事をしていく中で原油高に直面し、原材料の仕入れ値は上がる一方、発注元からは値引き依頼がありました。

中間業者であった我々はどんどん利益が圧縮されてしまい、まるで儲かってはいけないのではないかと思えてしまうような数々の不条理な出来事に直面した時に世の中のしくみに対して疑問を持ったことがきっかけです。

残念なことに大企業の下請けは泣き寝入りをするしかないという現実があったのです。

そんな中海外でこのハピまるに通じる取り組みがあることを知り、関わった人たちが全員ハッピーになれる仕組みだと感じたのです。そのサービス自体はすでに日本法人として海外の方が導入をしようとしていたのですがビジネスとしては軌道に乗らず、私自身でアレンジを加え現在のハピまるを立ち上げました。

最初は私の人脈の中で賛同してくれた方々が各地のコミュニティにて拡散してくださり、広がっていきました。コロナ禍ではZOOMも活用し、全国各地に説明会を開催しました。

とにかくこのサービスを浸透させていきたいという気持ちの中で地道に根強く活動を続けております。

現在はサービス開始から5年目でハピまるの賛同店は150店舗まで増えその地域毎にコミュニティで拡散を頂いている状況です。

 

【今後どのように展開していきたいですか。】

今後ハピまるの取り組みについて賛同する消費者や店舗様が増えていくことで実現できる世界とはどんなものかということについて敢えて一言で言うのなら、「無意識の社会貢献」というものです。 社会は間違いなく支え合いによって成り立っています。 今はそれが失われつつあるからこそ、地産地消という目標を掲げ各自治体や商工会などが取り組んでいるという事になっているのだと思います。 一般的にしくみとかシステムというのは、原因結果が明確であり確実なものを実現可能にします。 ハピまるが提供するしくみでは、世の中を良くしよう、世界に誇る日本の商文化を取り戻そうという人たちが起こす消費行動によって、多くの社会問題に取り組んでいる支援が必要なコミュニティーを応援する事ができるしくみになっています。 神一厘の奇跡という言葉もあるように、ハピまるのしくみによってごく少数の取り組みが世の中を変えていく原動力になります。 そんな素晴らしい世界の実現をハピまるがお役に立てればと思います。

 

【ハピまる賛同店の声】

当店は、美容関係のお店をしています。

今までは集客方法として大手の集客サービスで広告を出してきました。

十数万円を広告費として使ってきましたが、解決できない問題がありました。

それは広告とともに割引クーポンを提供していたわけですが、確かに集客はされますが、リピーターになってもらえなかったことです。

残念なことに割引目当てのお客様の割合が多いというのが悩みの種でした。

そうした時に知人からハピまるの事を聞き、持ちつ持たれつの関係を作るというコンセプトに共感して参加させていただくことになりました。

参加して1年になりますが、ハピまるを通じてご来店くださる会員様は、ハピまるのコンセプトに賛同しているお客様なので、当店を応援してくれていることが励みになります。

このような取り組みの企業が日本全国に広がる事を楽しみにしています。

お問い合わせ

株式会社New Dimension

神奈川県横浜市青葉区しらとり台1-27 NAGビル5階

HP:https://newdimension.jp/

E-mail : info@newdimention.jp

*メール相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。