株式会社貴方の側で

上田琴乃さん

1991年11月生まれ、群馬県太田市出身。伊勢崎清明高校、高崎歯科衛生専門学校卒業後に歯科医院へ就職したが、もっと人と深く関わる仕事をするため、葬儀業界へ飛び込んだ。働きながら駿台トラベル&ホテル専門学校葬祭マネジメント学科にて葬祭スキルを学ぶ。転職して葬儀社へ入り、現在は当時、専門学校の恩師であった現社の社長のもとで勤務している。趣味はライブに行くこと、ラーメンと焼肉の食べ歩き。

もっとも深く人の人生にふれる仕事だから

上田さんが施行したお葬式で記憶に残っているものを教えて下さい。

ふたつ思い出深いお葬式がありまして、ひとつは病気で亡くなった小さなお子さんのものです。「よく頑張ったので明るく送り出してやりたい」とご両親からうかがい、「祭壇のまわりに風船を浮かせては」とご提案させていただきました。お子さんに良く似合う、とても華やかなお式になってご両親に喜んでもらえたのはうれしかったです。


もうひとつは交通事故で亡くなられた男子高校生のお式。たくさん学校のお友だちが来てくれて、彼が大好きだったという「いきものがかり」の曲を流したんです。今でもその曲を聞くとあの日を思い出してじーんとしてしまいますね。


ご依頼者さんから言われてうれしかったひと言はありますか。

ご主人が入院されていたのですが、コロナ禍だったこともあり面会もできない。そんな状態で憔悴しきっていた奥さまが「相談したい」と弊社にお越しくださいました。あまりにやつれていらっしゃったので精神状態が心配に思え、定期的に連絡をとるようにしていました。しかし残念ながらご主人の容態が急変し、帰らぬ人となってしまわれて…。


無事にお式は終わったのですが、最後に奥さまから「近くにこんな親身になってくれる葬儀屋さんがあって本当によかった。ありがとう」と声をかけていただいて。思わずぐっときて、この仕事をやっていてよかったなと感じる瞬間でしたね。

上田さんはこのお仕事、お好きですか?

大好きです!  ご葬儀って、この世で故人様に会うことができる最後の場所なんです。だから人柄もよくわかりますし、毎回故人様とご家族、ご友人のさまざまな関わりを感じられます。


どういうお人柄だったのか考え、ご家族に深く愛されていたんだなと知るにつれ、いろいろな背景がかい間見えてくることも。誰かの人生の終わりを担当させていただけるなんて、ほかのどんな仕事よりも一人ひとりと深くかかわれる仕事だと思いませんか?  だから私はこのお仕事に誇りをもっています。


最初から最後まで寄り添い「思い」を形に

そんな上田さんが、打ち合わせで大切にしていることはなんですか?

お客さまも気づいていないような潜在的なニーズをどう引き出すか。そのためには、私に対して話しやすい環境・雰囲気をいかにして作るか。段取りも考えながら、きめ細やかに対応できるよう心血を注いでいるつもりです。

御社がお客さまにアピールしたいポイントはありますか。

ハワイアンメモリアルができるのは自慢かな。ハワイのお料理や返礼品など、すべてハワイにこだわったお式ができるんです。フラダンスをやっている方、ハワイ好きの方にご好評いただいています。ちなみに、ハワイ散骨や墓地のご紹介なんかも可能ですよ。



また最近では川崎市多摩区内の「老人いこいの家」で公開講座を開いています。終活を意識する方が増えましたから、興味のある方はご参加くださいね。

葬儀社選びで大切なことって何ですか?

事前相談をした際に、その担当者が実際に施行・担当をしてくれるのかを確認したほうがよいと思います。分業で流れ作業のご葬儀をする会社もありますからね。私たちは、葬儀はなるべくなら分業で行うものではないと考えています。ご葬儀は、故人やご家族さまの「想い」を形にするものですので。


インタビュー後記

いったんは歯科衛生士の道へ進んだものの、やりがいを重視して葬儀の世界に飛び込んだ上田さん。専門時代に葬儀のいろはを教えてくれた「株式会社貴方の側で」社長のもとで、今も学びつつ楽しく働けているそうです。


その教えを生かし、今後はさらに優秀でステキな葬儀ウーマンを目指していくそう。きっとみなさんの心にも寄り添い、理想の葬儀をかなえてくれることでしょう。気になった方はぜひ彼女に相談してみてくださいね。


お問い合わせ

株式会社貴方の側で

神奈川県川崎市多摩区東生田1-12-1 ダイアパレス向ケ丘遊園108

お電話:0800-800-5445(24時間365日対応)

*お電話相談の際、『区民ニュース』の上田さんのインタビュー記事を読みましたとお伝え下さい。

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