まちの仕事人インタビュー
若者の“夢の実現”を助けたい!
KG高等学院(通信制)目黒キャンパス キャンパス長 大森 善郎 (おおもり よしろう) さん インタビュー

1958年生まれ。島根県出身。早稲田大学卒業後、大手通信機器メーカーに入社。その後、外資系精密機器メーカーに転職。ロンドン、ニューヨークなど世界数か国で実績をつむ。順風満帆かのように見えたが、一転、企業が業績不振に陥ったことをきっかけに、早期退職。海外在住時に感じた愛国心から“若者の夢の実現を助けたい”と、小中学生の勉強を指導する学習塾を開業し独立。塾の評判が口コミで広がり、鹿島学園高等学校から声がかかり、通信制課程の生徒の学習・進路指導をする鹿島学園高等学校認定のサポート校(KG高等学院)を開設。現在は成田、目黒、品川の3拠点で運営。そして不登校の中学生を受け入れるフリースクール「ワイズアカデミー」としても運営している。

目の前の一人を大切にする

今の仕事をはじめられたきっかけを教えてください。

大学卒業後、大手通信機器メーカーに入社し、グローバル企業に転職した後、急速なデジタル化というビジネス環境の変化の影響を受け、勤めていた企業が早期退職者を募集したことがきっかけです。そのタイミングで起業をし海外勤務中に感じた“愛国心”をきっかけに、若者の夢の実現を助けたいと思い、41歳のときに小中学生の勉強を指導する学習塾を開業し独立しました。退職金を使って若者の夢を応援するために塾をオープンさせたものの、資金繰りに困っていた時期もありましたね。それでも、目の前の一人一人に優しく、丁寧に向き合い、若者たちを大切に想い、塾を経営していました。そのうち、塾の評判が口コミで広がり、現在のKG高等学院を開くきっかけとなったご縁につながることに。ある日突然に鹿島学園高等学校から「通信制のサポート校をしませんか?」との1本の電話。最初は迷いましたが、より若者の夢を応援、サポートできると確信しました。現在、通信制サポート校のキャンパスを成田、目黒、品川に開業しています。そしてそれぞれのキャンパスは、不登校の中学生を受け入れるフリースクール「ワイズアカデミー」としても同時に運営しています。


通信制高校の特徴は、どのような点にありますか?

通信制高校と聞くと、多くの方々は“不登校の若者が学ぶ学校”というイメージを持たれていると思います。しかし、実際には、家庭の事情や身体的な理由、夢や希望の実現のために“あえて通信制の学校を選ぶ”若者たちもいるのです。そのような若者たちを応援しサポートすることで、高校卒業資格を得てもらうことが仕事の根幹になります。またKG高等学院では、全日制の鹿島学園高等学校と全く同じ卒業証書をもらえる、というのもひとつの特徴です。


日本一アットホームなキャンパス

どんなお子さんが多いですか?

通ってくる不登校の中学生、通信制高校の高校生のタイプは多岐にわたります。例えば、ご両親からの期待や圧力に耐えられなかった中学生、持病を患っていて全日制の高校に通い続ける事が困難な高校生、受験して合格することがゴールになってしまい目的を見失ってしまった中学生や高校生、など多種多様です。一方で、将来の夢を実現するために通信制という選択肢を選ぶ若者たちもいます。例えば、世界的なアスリートになるためや、アイドルや芸能人になることに全力を尽くすためなど、やりがいと生きがいを持った子供たちもいます。時代とともに多種多様な価値観や生き方があり、その夢を応援できるよう全力でサポートしています。


仕事をするうえで、心掛けていることを教えてください。

“目の前の一人一人を大切にする”ことを心がけています。当キャンパスに通う中学生や高校生は前述したように様々です。場合によっては、親御さんとも面会することがあります。(入会時は必須。)一人一人の若者たちの状況に向き合い、丁寧に接していかなければ、関係性も構築できません。その為、それぞれの状況に合わせた形でキャンパスを運営し、若者たちの自主性を重視しています。お互いが無理なく、負荷のないような形で接することがとても重要ですね。学校に通えない中学生や高校生は年々増加傾向にあります。これからも、若者の夢を助けるためにも支援を続けて行きます。また、当方のような教育施設の仕組みや存在がまだまだ知られていません。私たちには、塾を開業して現在に至るまでの約20年近くの実績があります。学校に通えなくなった中学生や高校生、不安やお悩みを抱えている親御さんが周りにいる場合、どんな些細なことでもお気軽に相談ください。



インタビュー後記

とにかく“若者想い”な大森さん。通っている中学生や高校生の事情は様々だが、一人一人に丁寧に向き合う姿勢には多くの親御さんが信頼を寄せている。ご自身の経験から、国内外で活躍できるように広い視野で成長を見届けてくれる。大森さんは、子供たちにとって自分を助けてくれるもう一人のお父さんだ。

お問い合わせ

名前:KG高等学院(通信制)目黒キャンパス

住所:東京都品川区上大崎2-11-2  第9吉田ビル3F

電話:03-6455-7070

Mail:info@kashima-meguro.com

HP:https://kashima-meguro.com

*ご相談の際は、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝えください。