まちの仕事人インタビュー
会社の健康経営を守りたい
株式会社大室産業医事務所 産業医 大室 正志 (おおむろ まさし) さん インタビュー


出身:山梨県河口湖

生まれ:1978年

趣味:音楽鑑賞

経歴:産業医科大学医学部医学科卒業。 専門は産業医学実務。ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社統括産業医、医療法人社団同友会産業医室を経て現職。 メンタルヘルス対策、インフルエンザ対策、放射線管理など企業における健康リスク低減に従事。 現在日系大手企業、約30社の産業医業務に従事。医療法人同友会顧問。

産業医とはどのようなお仕事ですか?

一言で言えば医療版顧問弁護士のような仕事です。

お医者さんというと多くの人が白衣を着た人を想像するかもしれません。

ですが、産業医と白衣を着たお医者さんは簡単に言えば検察官と弁護士ぐらい仕事が変わってきます。


お客様も個人の方だけではなく会社ともお仕事をさせていただきます。

会社に対しては社員さんの健康を管理するための福利厚生などのアドバイスを行っています。

これが医療版顧問弁護士のような仕事になります。

どんなお客様からのご相談が多いですか?

相談は顧問先によって異なってきます。

まず産業医のお客様は先程も話した通り法人(集団)と個人の両方があります。

法人(集団)の場合は会社が従業員のために人間ドックや健康診断などの施策を始める際にまず相談を受けます。

分かりやすくお伝えすると治療をするというよりは会社の施策をコーディネートするような感じです。


また個人の場合ですと顧問先によって働く年代や性別はバラバラになるので幅広い相談が多いです。

1番多いのは心の相談です。

割合でいうと7割近いと思います。


これからお医者さんを目指す人にメッセージをお願いします。

産業医の始まりというのは実は軍医です。

兵士達が戦えるかどうかを診断していました。

今では生活習慣病の患者様が多いのでメンタルケアなどを多くしています。

今まで社会のニーズに合わせて在り方が変化してきたようにこれからも社会のニーズはどんどん変化していきます。

これからの時代はそのニーズを先読みする力が必要になると考えます。

社会や会社のニーズを理解して企業に対してアドバイスできるお医者さんを目指して欲しいと思います。

インタビュー後記

大室先生とお話をさせていただいて産業医というお仕事へ対しての誇りというものを感じました。

私自身、産業医の方にお会いするのが初めてでしたのでどういったお仕事なのかというところから、これからの展望はどうなっていくのかまで教えていただきすごく勉強になりました。

また先を見通して全てお話をしてくださり、大室先生はどこまで先を見ているのだろうかともっと知りたくなりました。


また大室先生はNewsPicksなどのメディアにも出演されています。もちろん話し方もお上手で引き込まれていきました。

「僕は産業医界の笑福亭鶴瓶みたいな感じです。」というのは笑ってしまいました。

落語界の中で特別偉いわけではないけど知名度は高い。

そんな意味みたいです!


ユーモアにも溢れていて楽しい時間でした。

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