会社のチャレンジを全力サポートする〜植村会計事務所 代表 植村拓真さん〜

お仕事を始めるきっかけを教えてください。

もともとは公認会計士になりたいという夢を持っていて、大学に入ってから会計士試験の勉強を始め、在学中に試験に合格しました。その後は監査法人で働きながらキャリアを形成していきました。クライアントは大企業様が多く、様々な事業を見ていくうちに起業に興味を持つようになります。自分でも会社を経営することで経営者の目線を学び、有益な情報をお伝えすることができるのではと思ったのがきっかけです。

中でも、いわゆるネットビジネスと呼ばれる業種に興味を持っていたこともあり、24歳の時に思い切ってネットビジネスで起業しました。一方で、会計士の資格を保有していると税理士資格も登録することができるのですが、それを知った周囲の経営者の方から税務面でサポートをしてくれないかというお話を度々いただくようになりました。ご要望が多くなってきたことを受けて、これだけニーズが多いのであれば改めて会計士・税理士としてお役立ちしていこうと決心し、26歳の時に税理士としても独立したというのが経緯になります。

起業されたご経験は現在の仕事にも活用されていますか？

これは非常に有益な経験だと思っています。経営の難しさ、0から1を作る難しさ、顧客がまったくいない中で開拓していく難しさを知ることができてよかったと思います。クライアント企業様との関係の中で、数字のやり取りだけでない企業の難しさに関わる共感の部分が信頼構築に大変役立っていると感じます。

お仕事のこだわりを教えてください。

月並みかもしれませんが、お客様の気持ちに立って考えるということでしょうか。あるべき論だけをかざしてモノを言うのは簡単ですが、今ではネットで調べればそんなことはいくらでも探すことができます。その会社にあったベストな選択肢を常日頃から心掛けて提案しています。言葉にすれば当たり前のことなのですが、この当たり前のことが意外とできないというのが現実ですよね。この部分は非常に大切にしている考えなので、日頃からスタッフにも共有しています。

事務所を立ち上げられて苦労されたことはありますか？

開設当初は単純作業からクリエイティブなことまで全部自分一人で行っていたので大変でしたね。件数が少ないうちはそれでも何とかやってこれたんですが、途中からは人員を増やさないと対応できなくなりました。人を増やせばその分体制作りという観点にも意識を注がなければいけなくなりますので、何かと大変な部分はありますね。現在は正社員が2名、業務委託が6名の体制で行っているので、業務が円滑に進むようになってきました。

特徴はありますか？

弊所はIT系のビジネスをやっておられる企業様をメインにお仕事をさせていただいております。ネットビジネスでベンチャー企業を立ち上げた経験を活かしながら、会計・財務・税務に関する業務や相談を承っております。

ネットビジネス業はもちろん、IT業界・広告代理店業の顧問実績やスタートアップ・ベンチャー支援の経験が豊富です。

私自身、業界で最年少といえるほど若いこともあり、多くの同年代の社長様から親しみやすい・相談しやすい・事例が豊富で素晴らしいとの評判をいただいております。

今後の展望をお聞かせください。

お客様が会社の命運を左右するような大きなチャレンジに取り組まれる際に、サポートしていける体制をより強固にしていきたいと思っています。M&Aや株式上場のお手伝い等、現在もサポートしていますがこの部分もどんどん取り組んでいきたいと思っています。弊所もまだ成長過程にありますので、お客様と一緒に成長していければ幸いです。

最後に急成長する企業が気を付けたほうがいいポイントなどはありますか？

そうですね。まずは企業の成長速度にバックオフィスがまったくついていけないという現象はよく発生します。何がわからないのかがわからないとか、採用が間に合わなかったりとかで対応すべき事柄が後回しになるケースは散見されますね。拡大が最優先になってしまう側面は成長企業において仕方のないことですよね。それ自体は全く悪いことではありませんので、このようなバックオフィスにおける不安な点を解消し、経営者が全力で成長・拡大に力を注げるように我々がサポートをしていくということになります。こうしたお悩みを抱えていらっしゃる企業様は是非お声がけいただければと思います。

インタビュー後記

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