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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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新年あけましておめでとうございます。

今年も一粒万倍をよろしくお願いします。



昨年来のコロナ禍で飲食業は24時間

営業はもちろんのこと、営業時間の短縮、

あるいはお店の閉店も多かったですよね。


営業時間の短縮要請があってもやめない

飲食店もあるということです。

22時以降やっているところがないから、

黒字なんだそうです。

(もちろん褒められる話ではありませんが)

 

この話を聞いて「残りものには福がある」

ということわざが瞬時に浮かびました。

したたな戦略かもしれませんが「やめない」

というのは強いのだ、と。


やめずに残っていたら、必ず残存者利益が

得られます。

まわりが閉店していっても必ずニーズは

ありますし、ライバルがやめればお客さんは

自分のところに来ます。

これはやめなかったから生まれた

付加価値です。


 

成熟化社会のビジネスは、

続けること、やめないことが

一番優れた戦略ではないかと。


新規参入する数よりも、閉鎖する事業所の

方が多いですから。


モデルさんでも、高齢まで続けるとギャラが

高くなるそうです。

その年代層でやる人が少なくなりますし、

需要はそこそこあります。

モデルでさえも残存者利益が取れます。

パーティーコンパニオンさんで60歳の方が

大人気と聞いてびっくりしたことがあります。

相手は財界の長老、各企業の会長、

相談役クラス。みんな80代以上です。


自分より20歳も若いコンパニオンさんは

さながらアイドルのようだ、とのことです(笑)


やめずに残るために、ありとあらゆることをやる。

時にはビジネスモデルを入れ替える決断を

する。

2021年はこれが分かれ目になるかも、です。

 




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp