成年後見人選出の順位について教えてください。
(1年前の記事です) 掲載日:2023/05/29
叔母(78歳)で6年前に夫亡くしました。若い時から体が弱かった為、子供には恵まれませんでした。
その叔母は現在軽度のアルツハイマーで、区内の老人ホームに入居しています。といっても重症というほどではなく、老人であればこれ位は普通かなという程度、物忘れが少しあるくらいで、同じ質問をする以外は、健常者とさほど変わりありません。今年の春先に叔母の従妹が、突然私に相談もなく自分を後見人候補者とする申立をしました。
家庭裁判所からの通知書に反対の意見を返信し、その従妹に抗議したところ、申立を取り下げました。
今度は、私の兄が改めて申し立てを行う宣言をしたところ、その従妹から手紙が届き、今度はアルツハイマーの叔母本人を申立人とし、後見人候補者には現在、その従妹と関わり合いのある弁護士とする申立を改めて行う旨の宣言をしてきました。その手紙には白々しく「叔母も喜んでいますのでこちらで手続きを進ませて下さい」との言葉が添えてありました。
昔からお金には汚い節の合った従妹です。こんな事は明らかに嘘で叔母は、自分自身が申立人とされることなど全く知らず、勝手なことをやられたと怒っています。
そこで質問があります。後見人選出順位はどうなりますか?因みに私の兄には欠格事由はありません。
(1)私の兄(3親等にあたる)
(2)叔母の従妹(4親等にあたる)
(3)叔母の従妹の策略した弁護士
尚、従妹は叔母(叔父と夫婦で経営)が経営していた会社で経理業務、事務全般を取り仕切ってきたという実績があることもあり、財布の中身を知っています。
それに加え、従妹は叔母の実印や印鑑証明カード、法人の銀行通帳、通帳印も持っており叔母に万事があった場合、私が仕切るという空気があり何をやらかすか分からなく兄も怒っています。
私としては身内が後見人になるのではなく裁判所が認めた公平な立場の人に管理して頂きたいのです。このまま従妹に暴走させると大喧嘩に発展すること間違いなしですから。それを避ける為にも何か良きアドバイスございませんか?ご指導宜しくお願いします。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
私がお答えします。
親族と揉めている場合は、家庭裁判所の選任者に一存される可能性が高いのでその旨を家庭裁判所に申立てるのが良いかと存じます。
申立ての際に申立権、同意権、代理権、何を誰がどこまで付けられるかは、どの類型かによるかなのでまず診断書作ってもらわないといけないと思います。
その上で事情説明して家庭裁判所に公平に決めてもらうのが宜しいかと思われます。
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