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掲載日:2023/12/21

私は66歳の独り身の男です。私自身が死ぬ頃には多分郡山の兄弟も亡くなってると思うので、甥姪に連絡が行ってしまうと思います。わざわざ私の為に横浜に来てもらうわけにもいかないのでできればこちらで相談できる第三者にお願いしたい、甥姪には負担を負わせたくないと考えています。

生前に弁護士や行政書士にお願いしておけば甥姪に連絡が行かずに私の遺体の火葬と当家の墓への納骨を担っていただけるでしょうか?それとも地域の民生委員さんや区役所に相談すれば良いのですか?今住んでいるマンションや現金はどうなってもいいですけど、遺骨だけは親と同じ郡山のお寺のお墓に入れて欲しいのです。

※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

中野区民ミカタお答えします
笠井 慎一
中野区民ミカタお答えします
笠井行政書士事務所 行政書士
笠井 慎一

任意後契約と財産管理契約とは?

生涯独身の方や配偶者と死別・ご離婚によりおひとり暮らしの世帯は総務省の統計をみても毎年増えている状況です。

そのような中で今回のご相談のように、お墓や財産についてはどのように準備をすればよいのでしょうか。

一般的には遺言書を作成することで、遺言執行者を指定でき一定程度のご要望は叶う可能性があります。しかしながら、これは本人がなくなった後の話ですよね。

では、生前に認知症などになってしまった場合に、ご自身の財産管理等はどうすればよいのでしょうか。

実は、任意後見契約と財産管理契約というものがあります。

任意後見とは、生前に自身で後見人を決めておくことで、仮に動けなくなったり認知症になった場合でも、予め定めていた内容を自身の代わりに対応してもらうことができます。

そして、財産管理契約と合わせて準備することで、ご自身の財産を希望に沿った形で管理することが可能となります。

これらは、公証役場で契約書を作成することとなりますが、併せて遺言書を作成することで、万が一の際には、よりご自身の希望に沿った結果を得ることが期待されます。

当然ですが、状況により、人それぞれどのような内容で準備をすればよいか異なります。

先ずは、おひとりで考えるのではなく、相続関係の専門家に相談し最善の方法を一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

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