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先日ドクターに余命1年程度と宣告されました。
(1年前の記事です) 掲載日:2023/11/29
今では病室でスマホをいじる事だけが唯一の楽しみです。私は長い間病気と付き合ってきましたので、ドクターから宣言を受けた際、遂に来たというのが偽らざる心境です。
両親とはずいぶん前に縁を切っており、交流は今の時点で全くありません。現在は離婚しており独身ですが、結婚していた時に購入したマンションが中野区●●にあります。有価証券はありませんが、現金は入院費で使ってしまったのであと1000万位しかありません。
大した財産ではありませんが自分の死後、彼らに葬儀など行ってもらいたくないし、私の死に一切かかわってもらいたくないのです。私は両親の今の居場所を知りませんし、両親も同じく私が今どんな状態なのかも知らないはずです。ですが病院で死亡した場合、病院なり警察なりが私の両親の居所を調べて連絡を取るということもありえるのではと懸念しています。
どうか両親に知られることなく私の死後手続きをして頂きたいのです。今入院している身でマンションの売却に携われる状態でもありません。しかしこのまま私が死んでしまうと妻も子もいない私の財産は両親にいってしまうはずです。
それを避ける為に良い方法を知りたいのです。死後は両親はじめ元妻にも誰にも知られず、ただ粛々と法律に則って亡骸を処理してもらえることを心より希望します。よって永代供養なども望みません。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

希望通りの相続を実現するためには!?
今回のご相談は少し内容が重いご相談ですが、ご自身に万が一の場合、希望に沿った相続が必ず実行できるかというと、必ずしも全てがそのようになるわけではありません。
しかしながら、対策を講じることで少しでもご希望の内容に近づけることは可能です。
例えば今回の場合、死後事務委任契約や公正証書遺言を作成することでご希望に近づけることができるかもしれません。
ただし、ご両親がご存命の場合、民法上与えられた最低限相続できる権利(遺留分)についてはどうしても0にすることはできません。
少しでも対策を講じるお考えがあるのであれば、是非、専門家に直接ご相談下さい。やはり餅は餅屋です。
可能な事と不可能な事を整理し、最善の方法を考えることでよりご納得できる方法が見つかるかもせれません。
ご質問を多く頂いています。回答には時間がかかる場合があります。