株式会社 想親 

代表取締役 鈴木秀志さん

東京都品川区大井出身。広告代理店勤務時代時のクライアントの中堅葬儀会社から誘いがあり8年前にこの業界に入ったのがきっかけで、5年前に株式会社想親を中野区に設立。趣味は国内旅行。

この業界の常識を変えたいと思った

この業界に入ってまずびっくりしたのは、あまりにもいい加減な業界のあり方でした。お客様の足元を見た価格設定、不明朗な見積り表記、業者主導の打ち合わせといった、不誠実なやり方がまかり通っています。


また事前相談を勧める葬儀社もありますが、これも注意が必要です。なぜなら、大手葬儀社や互助会は、事前相談の担当、初動の担当、式典の係、アフターサービス、すべて担当者が違うのです。「事前相談の人が良かったからお願いします」と依頼しても実際動くのは別の人で、最初の印象と実情が全然違っていたということもよく聞きます。

御社のアピールポイントは?

アピールできる点は、ご意向に沿う様尽力する姿勢です。

葬儀の打ち合わせは、情報が少ないなか短い時間で判断してゆかなくてはならないので、葬儀社主導になりがちです。弊社ではお客様のニーズをしっかりと引き出し、プロとして何が提案できるかを重要視しています。


当たり前のことですが、中々それが出来ない葬儀社が多い。そして適正な価格を提示することを心掛けています。見積もり時に安さを売りすると必ずどこかに歪みが来る。お式当日にご喪家の皆様に悪い印象を与え、悲しませたくないんです。


中野区大和町のグリーンホール


ご依頼者さまの傾向はありますか?

ご依頼者の8割が老人ホーム入居者の方で、あとの2割はご紹介と口コミです。

いわゆる『リピーター客』に支えられています。そう言うと皆様驚かれますが、もちろん同じ方の葬儀を何回もするのではなく、老人ホーム様からのご依頼が定期的にあるということです。常に良心的な葬儀の施行を心がけていれば、その品質は老人ホーム様にも必ず伝わり、安心して弊社を紹介していただけます。


最近の傾向として、地元の方からの問い合わせが急増しています。チラシなどの積極的な告知は一切していませんので驚いています。開業して5年で少しずつ認知されてきたようです。


安さが売りのネット葬儀社が真似できない、一件一件丁寧な接客・対応・提案を心がけていることが、口コミで広がっていることはとてもありがたいです。

施行は月に15件位です。

社員にはどんな教育をされていますか?

御喪家のニーズを察する事に重きを置いています。

ご依頼者でご葬儀に慣れていらっしゃる方なんていないわけです。価格の高い安いだけでなく御喪家の想いを形にする仕事だと思っています。社員の評価基準に関しても見積もりの高い安いでは判断しません。

私の葬儀は君にお願いしたい

記憶に残っているお葬式はありますか?

相見積りのご相談でした。40人参列の家族葬で、病院から紹介された某葬儀社の見積もりがなんと1000万円超。あまりの高額に驚いた御喪家が知り合いに相談したところ私を紹介して下さったんです。打ち合わせの際の喪主様が開口一番『葬儀屋のいうことは何一つ信用できない。許せない!』まさにマイナスイメージからの打ち合わせスタートでした。


お客様のご意向をしながら、一つ一つ時間をかけて説明することで、少しずつ心を開いていただけました。あれも要らないこれも要らないと無駄を省いたところ、弊社の見積もりは130万円(苦笑)。もちろんご意向通りに式を行うことができました。喪主のご主人様に感謝されたのですが、実は、喪主様も体調が良くなく、余命宣告をされている状態だったのです。その喪主様から「想親メモリアルさんにお願いして本当に良かった。私の時も頼む」と依頼をされました。


1ヶ月後にご主人様も亡くなられて弊社でご葬儀のお世話をすることに。御子息様から「こんな短期間に母も父もお世話になるなんて。素敵なお式を有難うございました」とお言葉を掛けて頂きました。高額所得者だった故人の足元を見る卑劣な行為。葬儀業界の恥部を垣間見た瞬間でした。


もう一つあります。

これは私ごとなんですが大学受験で失敗しまして、つい2年位前まで高校時代の同級生や先生とは連絡を取っていなかったんです。しかし、20数年ぶりに一番お世話になって心配をかけた先生とフェイスブックでつながり、是非会いたいとのことでした。先生は予後が油断のできない状態で入院していて、お見舞いに伺った際に、「私の葬儀は君にお願いしたい」と手を握られ、お見舞いに行ったはずの私が元気付けられ、挙句の果て号泣してしまいました。


先生に恩返しをさせて頂いたお式が今でも一番印象に残っています。2つのエピソードとも、ご自身の死期を悟ったうえで、私に直接依頼をいただいたお仕事です。本当に仕事冥利につきます。


丁寧に受け答えする鈴木社長

やりがいは「ご依頼者さまの信頼」

地域での活動はされていますか?

一般社団法人OSDよりそいネットワークという引きこもり支援団体に所属して活動しております。

葬儀社選びで大切なことは何ですか?

複数社から見積もりを取ってみてください。

めんどくさそうな対応や、細かいニーズを聞いてこないような葬儀社は論外です。見積もり作成者が最後までその見積りに責任を持つような業者がいいですね。また、ネットの金額だけで判断するのは非常に危険です。絶対後々金銭面でトラブルになりますよ。


複数社から見積もりをとると、その見積もりから業者の良しあしが見えてきます。

皆さんも高い買い物をするときには事前に見積もりを取りますよね。新車購入時のオプションと比べると分かりやすい。布張りシートを革張りにしたり、純正から特注ホイールに変えたり、カーディーラーで見積ったら明確に金額がでますよね?それが葬儀だと、メニューも出さず足元をみて、余計な金額が加算されます。


このようなことがないよう、知人や信頼できる人の紹介を通じて、顔が見える葬儀社を選ぶのが、なによりだと思います。

最後に質問です。このお仕事はお好きですか?

好きですね。自分の性格に合っていると思います。

この仕事のやりがいは「ご依頼者さまの信頼」です。ご依頼者の全幅の信頼を受け、大切な方の最期を送るセレモニーに携わる誇りと喜び。これは何物にも代えられない。だから責任とやりがいが湧いてくるんです。

インタビュー後記

インターネット集客に頼らず、一件一件地道に老人ホームの営業回り、信頼を勝ちとってきた鈴木社長。今では口コミ、リピーターが主だそうです。

一言一言丁寧に言葉を選ぶ姿勢に、鈴木社長の実直さが伺えました。現在中野区に事務所を構えて営業活動されていますが、東京23区に加え隣接市は対応可能との事です。


お問合せ

株式会社想親(屋号:想親メモリアル)

東京都中野区沼袋3-27-12 3階

お電話:0120-169-998(24時間365日対応)

*お電話相談の際、区民ニュースの鈴木さんのインタビュー記事を読みましたとお伝え下さい。

HP:https://soushin-m.com/

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