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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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作家の高杉良さんといえば

「金融腐蝕列島」

「小説日本興業銀行」

「炎の経営者」

などなど数々の経済小説で有名ですが

個人的にはなんといっても

「青年社長」

ですね。20代当時の僕のバイブルでした。

特に上巻の最後の「糸おばあちゃんとのお別

れ」の場面に涙目になり、下巻の株式公開

準備シーンの描写は圧倒されます。

 

先日Yahoo!オリジナルのインタビューを読み

感じるところがありましたので、以下共有させて

ください。

※「Yahoo!  インタビュー  高杉良」で検索

できます。

 

「若い人、特に女性をもっと登用してもらいたい。

僕の周りには、記者や編集者で、これはかなわ

ないな、と思うくらい優秀な女性がたくさんいま

したよ。能力のある女性たちに、もっと自由に

活躍してほしい。そうすれば、日本全体が底上

げできるでしょう」

 

「総務省の接待問題などあんなどうしようもない

ことが起きるのも、そもそも教育が原因」

 

「みんな右へ倣えの教育で平準化した結果、

今の役人は“小役人”になってしまった。

政治家も今の役人たちも、自分の周りのこと

しか見えていない。国としてどうあるべきか、と

いう視点を持つことができないんですよ。

それぞれの国家論を持たないから、責任感も

ない。」

「企業にスケールの大きなビジネスマンが育た

ないのも、同じことです」

 

「日本の教育システムは簡単には変わらない。

個性を引き上げてくれる教師に巡り合えるか

どうかは、運しだいだ。だから若い人たちには、

たくさんの本を読んでほしい。」

 

「いつの時代でも、本はすごいのよ。10代、

20代は、とにかくたくさん活字に触れてほしい。

小説でも、新聞でも、童話でもいいんだ。

自分が興味を持ったことは、なんでもいい、

勉強でもスポーツでも好きなことを続けて、

その分野の本を読んで知識を深めていく。

『これならば自分は負けない』という何かを

つかむ、本はその手助けになるんだよ」

 

(了)

 


石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp