◆出生地

宮城県仙台市

◆出身校

桜美林大学ご卒業

◆生年月日

1989/2/21  A型  うお座

◆趣味

地域や福祉に関することです。障がい福祉施設の支援員として、ヨガを担当することもあります。

先週末は何をされていたんですか?と伺った所、

「先週のスケジュールは、、、

NPO法人運営協議会に参加

こども食堂の運営について近況を伺いに

時間がある時は事務所に行きます。

事務所にいると地域の方が来てくれる

この間は地域のドッグランの話をしてくれる方がいました。そんなコミュニケーションが嬉しいんです。」

と、超多忙、且つ、お仕事に繋がる地域の施設や住民の方とのコミュニケーションを欠かさない日々を送られていました。 

◆これまでの職歴や活動を教えてください。

中野区役所高齢者総合窓口職員に始まり、

中野区立高齢者会館職員、中野区社会福祉協議会  非常勤職員あんしん生活課  登録生活支援員、中野区地域包括支援センター運営委員、

江古田の杜  リブインラボ事務局エリアマネージャー(江古田もりのいえの運営)

荒木ちはる東京都議会議員秘書を、

ボランティア食堂  お結びの会代表、日本の障がい者雇用の新常識をつくる民間企業、野方消防団第7分団所属、保護司など行いました。

 

ということで、中野区に特化した驚くほど様々な地域貢献活動を積極的にされていました。

◆ご家族

夫、カニヘンダックスのワンちゃん7歳の3人家族

議員になった理由はなんですか?

これまでのご経歴がある中で、なぜ議員になられたのでしょうか?

 

「誰かのためにできる事を探して動いてしまうので、組織の中だけで解消できないことや制度の壁に当たったときに留まるという事が苦手で、必要だと感じることをやれるだけやって良い環境が合っていると思ったからです。

もちろん責任が大きいのでプレッシャーもあるけれど、そういう時はマインドフルネスを意識して自分の心を見つめるようにしています。

自分自身、なるべく俯瞰して周囲を見られる状況で在りたいと思っています。

 

議員になってからは、”忙しいだろう”と気を遣ってくださる方もいらっしゃるように思います。

けれど、本当に遠慮なく、皆さんの意見や生活をする中で感じることなどを教えて欲しいと日々思っています。

それから、これまでの仕事の中で、現場と経営で考え方にギャップがあると感じた事もあり、できるだけ、どちらの声も聴ける環境に身を置くことにしています。どちらが良い悪いではなくどちらの立場にも立って物事を見られることが大切と考えています。」  

 

ご経歴や先週のスケジュールの通り、現場を大切にしている方だからこそのお考えと活動量の豊富さを是非見習わせて頂きたいです!

 

中野区である理由は何ですか?

中野区で活動をされている理由やきっかけなどはありますか?


「中野区に引っ越してきたことをきっかけに、区役所の介護保険課の窓口で働き始めました。

地域や施設、制度のことを知れば知るほど、様々な疑問を持つようにもなりました。

どんどん掘り下げていき、目の前の関心や課題解決を続けた結果が今であり、

それが中野の事だらけになったんです。(笑)

 

昔から誰かのために何かをすることが好きで、

学生時代には某化粧品会社の美容部員のアルバイトをしていました。

お化粧をして差し上げることで、とても喜んでもらうことができるので、嬉しかったです。

中野区で働きだしてからは、福祉サービスや支援につながせていただいたり、介護の現場や障がいのある方の就労などに関わらせていただいたりするようになりました。

その中で見えてきたことは、福祉の制度と環境の狭間で困難や不安を感じていることが多いということでした。

お一人お一人にとって、地域にとって、すなわち中野にとって必要な福祉を皆さんと一緒に作っていきたいと考えた時に、中野区の議員になろうと思ったんです。」


地域や施設での現場の活動

地域での活動はどのような事をされていますか?

 

保護司という、犯罪をした方が地域生活を送っていくための立ち直るための手助けなどをしています。地域の方から推薦をいただき着任しました。

その他にも、野方消防団の活動や、主に知的の障害のある方の生活介護施設  Su-Clu-Lab Terrace(サクラボテラス)で日常生活が困難な方の支援員(社会福祉士)として働いている時もあります。

その施設は医師が代表を務める施設で、日常生活にサポートが必要な障害をお持ちの方々が、

日々の生活を健康に生き生きと過ごせるようになるためのお手伝いや工夫を行います。

サポートが必要な方々が、こころもからだも健康に過ごすためには、

困っていることに目を向けるよりもっと前に、大事にしたいいくつかの重要なポイントがあると思います。

例えば一日のリズムを整えたり、食事や睡眠のタイミングを掴んで心地よく生活できるようになったり、健康的な食事や運動をすることです。それらは障がいの有無に関係ありませんが、そこから困っている方々は思いのほか多いようなのです。

木の根っこに水をあげるように、心身の健康が整えられたら、ようやく安心して自分らしさの追求もしていける状態になるという方もいらっしゃいますね。

施設の立ち上げから携わってきましたが、福祉施設の新規立ち上げにあたって支援制度が手厚い自治体もあります。中野区の制度で弱い部分は、必要に応じてこれから拡充していきたいと考えています。

福祉支援の現場では、制度がおかしいのではないか、足りないのではないかと気づいても、声を上げることによるその他への影響を考えると不安が先行してしまい、実は難しいことだと思います。」

 

黒沢先生の福祉などの多岐にわたる地域活動があるからこそ現状や問題点に早いタイミングで気付ける。という強味を感じました。

これは会社員なら一度は感じるであろう、管理職と現場社員との感覚の齟齬を埋められる方法でもあるんじゃないかと、早速会社のメンバーに共有させて頂きました。

掲げる政策

掲げる政策を教えてください。

「常に目指していることは、“福祉難民”中野ゼロ!です。

すべての人を包み込み、人と人、そして社会、区政がつながることができる

インクルーシブ中野コミュニティを区民の皆様とともに作ります。

・物価高騰から生活を守り、経済回復を後押し

・子育て世帯・一人暮らしの方などが孤立しない環境整備

・多様な自己実現を応援

この3点が重要取り組み事項で、これを実現する為に更に具体的な要素(政策)があります。」

強みと弱みを挙げるとしたらなんでしょうか?

相談支援の仕事が長かったので、仕事の中では聴く力がとても大事でした。

地域活動でも、聴く力は強味と捉えています。

今は、日々住民の皆さんのお声を議会に届けることや、その結果報告、

これからの活動や考え方などを【話す、伝える力】も重要になっていると思います。

 

また、議会活動では、42人の議員がいる中で、

頭の中でどんな考えを持って発言しているか想像をしながら聞かなければなりません。

おかしいと感じる点があったときに、間違っているのではないかという主観の発言だけでは…と思っています。

現場の声をあげて他の議員の方が考えていることを自身で気付いていける様にしていきたいです。

ベテラン議員の方の頭の中にあるこれまで議論されてきた、議論の前提を理解していくことも重要と感じています。

記憶に残る仕事

これまで記憶に残る仕事があれば教えてください。

 

「議会での質問に対して前向きな答弁が頂けた事です。

 

1. 介護保険制度における要介護認定について

高齢の方が介護の必要になった際に中野区に申請し、介護認定を取得しなければ、介護保険制度を使ってサービスが受けられません。

認定には、認定調査員の訪問調査に加え、主治医に意見書の依頼をします。

制度上は、その双方を審査会で審議し、1か月で利用開始できるとされています。

しかし、最近その介護認定の結果が1か月以上経過しても届かず、困っているという声を多数いただいていました。その中でも特に深刻な課題となっているのは金銭負担についてです。

介護保険制度では要介護状態区分によって支給限度額が決まっているため、認定結果に大きな変更があった場合には、ケアプランの変更を行う必要が生じるとともに、認定区分によって利用できるサービスに差があることから、区民の皆様にとって予期せぬ自己負担が発生する場合があります。

認定結果通知遅延の原因として、申請の受付後に行われる、主治医意見書や認定調査票の作成、認定審査会の準備等に時間を要していることと考えました。

そのため、”介護を受ける当事者の方やご家族の目線に立って、認定事務の迅速化や効率化を推進してほしい”、”来年度の新庁舎へ移転後の事務のあり方も踏まえ、認定事務のICT化等を検討すべきではないか“と区長へ伺いました。

結果、現状は紙面での手続きですが、ペーパーレスを含めICT化の手続きに進めていくという答弁をもらえたことが最近の印象深い仕事でした。

議会から発言していくことで、現場の困難を解消し、区民の皆様の生活を守ることにつながるので、早急に様々な政策を進めていきたいと考えています。」

議員の仕事のやりがいはなんですか?

「福祉支援が必要となった時に、区民の皆様が困難なく受けることが出来る状態にあるべきと考えており、福祉支援などの現場を守ることによって、皆様の生活を守り、経済を後押ししていきたいです。

例えば介護・福祉業界は公的サービスの部分が多く、介護職の方の報酬基準も国が作っています。

お給料について、介護職の方が管理者に相談しても大きな報酬アップはなかなか難しいということは想像できると思います。私自身も、結婚を機に転職する都内の若い介護職の方を見てきました。

国の報酬改定が大きく進まない中で、都民ファーストの会は東京都介護職員宿舎借り上げ支援事業を政策立案し、令和4年度に実現しました。この事業は1戸当たり最大月82,000円の補助です。

このように課題に対して施策を検討し、議会で提案する、そして、その政策が取り入れられ、皆様の元に必要なことが必要なカタチで届いていくことができたら、私自身にとって最もやりがいになると思います。」

皆さんに伝えたいことはありますか?


「議員には気軽に相談してくれる方はいますが、意外と少数だと思います。

多様なお考えをお聞きして、皆様と共に必要なカタチを見つけていきたいです。

問い合わせフォームやお電話でもお話をいただける事がありたいですね。

区政に直結することなので、たくさんの声が集まることが重要なんです。

お話をしていく中で、実は悩んでいたということに気付くタイミングもありますので、

日ごろの街頭活動やなんでも相談会の開催も行っています。

TwitterやFacebookで日程を発信していますので、ぜひ「黒沢ゆか」をフォローいただけたら嬉しいです。


インタビュー後記

中野区の皆さんに何ができるかを愛を持って考えているなぁとしみじみ感じました。

現場をよく知っているからこその発想とバイタリティを尊敬します。

いち会社員として見習いたいと思います!

自分の住む街もこんな議員さんに任せられたら嬉しいです。

お問い合わせ

黒沢ゆか事務所

〒165-0025東京都中野区沼袋1-34-1

TEL:090-9157-2190

Mail:info@kurosawa-yuka.jp

*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。