中野サンプラザ、閉館2年で劣化 「サブカルの街」の未来の姿は:日本経済新聞

白かった壁が真っ黒だ――。
4月、再開発計画が白紙になった複合施設「中野サンプラザ」の地下に足を踏み入れた東京都中野区長、酒井直人は変わり果てた内部の様子に絶句した。
地下水の排出や換気を止めたため、そこかしこでカビが生えていた。
7月2日で閉館から2年。
建物の劣化が進む。
それでも、区民のあいだには施設の保存活用を求める声もくすぶる。
区によると竣工から50年以上が経過し、改修工事には100億円以上が

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