出 身： 東京都東大和
出身校：府中西高校/桐蔭横浜大学
何年生まれ： 1993年生まれ
経 歴：格闘家として活動しつつ、体操教室や飲食店にアルバイトとして勤務。怪我による手術をきっかけに引退を考えるが、ジムトレーナーとしてスカウトされ格闘家と両立して活動している。
カズキさんのお仕事はどんなことをされているのですか？
プロ格闘家の活動を軸にフィジカルやダイエットのトレーナー、体操競技のコーチとして活動しています。トレーナーの仕事は、みなさんが理想としている体に近づけるお手伝いをすることです。パーソナルというと「厳しい」「叱られる」というイメージがあるかもしれませんが決して強制ではなくて、可能性や方法を提示してあげる仕事だと思っています。あなたにはこういうのもありますよ、と選択肢を与えてあげるイメージです。格闘家は、「こういう仕事だ」と考えたことがないんですよね。大好きで、世界で一番になりたいと思ってやってきました。強いて言うなら、大好きなものに情熱を持ってやっていることを伝える仕事かな。僕も、他の競技の試合を見るとまたがんばろうと思えるんです。その情熱を僕は格闘技で伝えていきたいです。
この仕事を始めたきっかけは何ですか？
格闘家として活動する傍らでずっとアルバイトをしてきました。初めて社員になったのが今の会社、ファイターズフローです。格闘家なのだから、食事や体づくりのノウハウを伝えていかないともったいないと社長に声を掛けられたんです。それまでは体づくりや減量の知識に価値があるなんて思ってもみませんでした。僕ら格闘家にとっては当たり前すぎたんです。今の社長に、「それは格闘家だからそう思うだけであって、一般の人は知らない。それを伝えるのが格闘家の仕事だ」と言われ、視野が広がりました。
お仕事をする上で大切にしていることは何ですか？
2つ大切にしていることがあります。1つは知らないことは知らないと素直になること。2つめは嘘をつかないことです。「朝バナナ」とか「糖質抜き」とか、メディアで取り上げられて流行するダイエット方法がありますよね。そういうものはその場しのぎなことが多いんです。遠回りでも本当に必要なことを伝えて全力でサポートし、素直にその人と向き合うことは大切にしていますね。信頼関係の仕事なので、ちゃんとした情報を提供したいんです。質問されて知らないことは、「すみません、知りません」と伝えて勉強してからお伝えするようにしています。
どんなお客様相談が多いですか？
40-50代の方が多いですね。「家族に迷惑を掛けない為に健康でいたい」「生涯元気な身体を保っていたい」というように、体づくりのその先を見ている方が多いです。コロナ以降需要が高まっているように感じています。格闘技の経歴を調べてきてくれる方もいます。引退を考えていたときは連敗続きだったのですが、2年前に日本のトップランクの試合までこぎ着けました。その過程を知りたいというアマチュアやプロ駆け出しの格闘家にパーソナルトレーニングをすることもあります。こうして好きなことを伝えられるのは本当にやりがいがありますね。
今後、お仕事を通じてどんな事をしていきたいですか？
情熱をみなさんに伝えていきたいです。ファイターズフローのトレーナーは現役選手も多く、試合への意気込みを聞いてほしい。どういう表情をしているのか、どういうトレーニングを提供しているのか。まずは話しに来てほしいです。トレーニングだけではなくプロの練習への向き合い方を目にすることで、情熱が伝わったら嬉しいです。また、今後は独立して自分の格闘技ジムを運営したいと思っています。今は一会社員として貢献していますが、いつか自分が歯車を回す側になりたい。まずは選手として悔いなくやりきってから、運営側に回ろうと考えています。自分が夢を叶えることで、この道に導いてくれた今の社長に恩返ししていきたいんです！
インタビュー後記
格闘家のインタビューのオファーを頂いたので、緊張していました。正直。でも紹介をいただいたのは予防医学を伝える先生だったんです。会ってみたらとても優しく暖かく迎えていただけましたw そして、格闘技で試合で勝つためのトレーニングを続けていくと、セカンドキャリアのことはあまり考えないとのことでした。確かに、そうですよね。命を削ってトレーニングし、自分との戦いの日々。私には想像できない生き方だと思いました。その和樹さんの光になったファイターズフロー「格闘家の引退後のフローを作る」めちゃくちゃ熱い思いのある会社ですよね。その心意気にめちゃくちゃ心を打たれました。今後のファイターズフローの皆様の活躍を応援していきます！
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