【 温かみのある『土入り和紙』のご紹介】

愛知県の和紙産地小原で活動していらっしゃる和紙作家かのうともみひさしさん。

小原和紙はかつては「三河森下紙」と呼ばれ柿渋を塗って番傘などにも用いられる丈夫な楮紙の産地でした。しかし、生活様式の変化による需要低下を危惧し愛知県出身の芸術家・藤井達吉により提唱された「美術工芸紙」へとシフトします。藤井達吉の導きのもと染色の技法や模様入り和紙の開発など、さまざまな技法を駆使した付加価値の高い和紙「小原工芸和紙」を生み出しました。

ご夫妻で活動されるユニット「かのうともみひさし」さんも小原工芸和紙作家のお一人です。
なかでもお二人が手掛ける「土入り和紙」は土の色がそのままきれいに和紙の色になって表れています。

名古屋の中心を南北に伸びる台地を熱田台地と呼ばれる南端に位置する「紙の温度」。そんな熱田ゆかりの熱田層の土や小原赤土はじめ、他県の珍しい土を漉き込んだ土入り和紙を制作し店内の一室の壁面に貼っていただきました。
それぞれの土の温かみのある自然の色が、紙のぬくもりを伝えたいという紙の温度の想いにもつながり、とても素敵な雰囲気を皆さまに味わっていただいております。

自然を愛し大切に育み、芸術表現を続ける
かのうともみひさし氏による土入り紙は下記でもご覧いただけます。 
手漉き和紙の温もりを感じていただけましたら幸いです。

「掌の記憶」  —幻視の風景—
かのうともみひさし 和紙展
小原和紙美術館にて ~12.7まで
https://washinofurusato.jp/news/notice/1518/

●土入り紙 茶(熱田層)  30×30cm  ¥660(税込)~

https://www.kaminoondo.co.jp/store/search/all/search/%E5%B0%8F%E5%8E%9F%E3%80%80%E5%9C%9F%E5%85%A5%E3%82%8A/

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42 いいね! ('25/10/31 18:01 時点)