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親の名義の不動産を購入しようとしていますが銀行融資が受けられません。
(1年前の記事です) 掲載日:2022/11/02
住宅ローンの件でご相談があります。今親の名義の不動産を購入しようとしております。住宅ローンを組むため、取引先の銀行に相談へ行きました。
最初は是非という態度で受け付けをしてくれましたが、何日経っても返事が来ず、こちらから連絡をしてみると担当者から「親族間の取引は出来ません」と回答されました。
住宅ローンの仕組みはよく分かりませんが、審査をするといって何日も時間を費やしていたのではなくただ単にほったらかされていたように思うと、怒りが込み上げてきます。そもそも最初からダメなのことを承知で受け付けをしたのでしょうか?このような経緯があったのですが、親の不動産を購入するということ自体いけない行為なのでしょうか?(銀行の対応がそのような感じだったものなので・・・)年齢も30代で収入も人並みにあると思っております。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
親族間の売買は、大手金融機関は扱ってくれないことが多いです。
理由は多数ありますが、ざっくりご説明させて頂きます。
・売買金額の適性が不明
・贈与税を免れる為の脱法行為と見なされる
・不動産会社の作成契約書と個人作成の契約書での信頼性
・本当の売却理由が不明(子供への借金の肩代わりなど)etc
親族間売買の場合は、売主と買主が悪巧みをして、金融機関から融資を受けるという事例が過去に多数あったことから大手金融機関は消極的です。しかし、まったく融資が通らないとは思いません。正当な売却理由や購入理由があり、不動産会社に仲介に入ってもらい仲介業者経由で銀行に融資の打診してもらってはいかがでしょうか?もちろん対象不動産に担保価値があり、買主様の属性や年収・年齢で総合判断の審査が出来れば銀行次第で融資が受けられると思います。
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