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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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毎日毎日信じられないくらい暑いですねー

猛暑ばかりでなく、短時間豪雨もあり

東京は熱帯なのかも、と真剣に考えてしまいます。


仕事柄、経営者の大先達にお目にかかることも

少なくないのですが、みなさん

「70歳を過ぎると東京の夏はとても暮らせない」

とおっしゃいますよね。


10年前くらいからでしょうか、夏は北海道に

季節移住されている経営者も多いような印象が

あります。


健康にとても気を遣っている方ばかりで、

「健康のためなら死んでもいい」系の(笑)

タイプも多いですね。


今週は70代80代経営者の健康関連エピソード

をご紹介しましょうか。


80歳を過ぎてピンピンしている何人かの

経営者に健康の秘訣を聞いたことがあります。

そうしたら、


「散歩だよ」


と同じ回答が返ってきますね。


ただ、冬と暑い盛りは、絶対やらない、

やると死んでしまう、とみな同じような回答でした。


これが冗談ではない話もあります。

毎日、散歩が日課で、厳寒の日、散歩に出て

帰らぬ人になった経営者もいらっしゃいました。


ジョギング好きで、ジョギングの後の風呂が

無上の喜び、と言ってた経営者は

温泉で帰らぬ人になりました。


何かで読んだことがありますが、

ソニーの故盛田昭夫氏は、

オフでもめちゃめちゃ忙しかったそうです。

オフなのに忙しく動いていて、早朝テニスで、

脳溢血になりました。


ダイエーの故中内㓛氏は、

晩年、水を飲むと血液がサラサラになる

と死ぬほど水を飲んだそうです。

(これをすると、しょっちゅうトイレに行きますからね。)

でも、脳卒中で逝ってしまいました。


毎日のように3000メートル泳いでいた、

70代の経営者が心臓の異常に気が付き

緊急入院しました。

ご本人いわく

「あやうく、土左衛門(どざえもん)に

なるところだった。」と。

シャレにならないコメントで

どう返して良いのか、答えに窮するとは

まさにこのことかと(笑)


過ぎたるは猶及ばざるが如し。

なんでもほどほどにしておくのがよろしいようで。



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp