善人承継 リレーインタビュー
しっかり住んでもらえる「街作り」を目指して
株式会社メモリー 代表取締役 嶋田正邦 (しまだまさくに) さん インタビュー

群馬県前橋市から川崎市幸区へ。結婚を機に始まったこの街での生活で、嶋田氏は一つの決意を抱く。「ただ寝に帰るだけのベッドタウンではなく、この土地に根を張り、愛着を持って暮らせる街にしたい」。その想いが、彼の街づくりの原動力だ。

現在は株式会社メモリーの代表を務めつつ、「KDMかわさきドリームミュージカル」の実行委員長として奔走。2026年3月に上演を控える舞台『下平間の忠臣蔵』では、脚本家として筆を振るう。幸区に語り継がれる面白い物語を、一人でも多くの住民に届けたい。そんなワクワクが、彼の活動の根底にはある。

嶋田氏の表現への情熱は、宝塚ファンだった母親の影響で、常に音楽が流れていた幼少期に遡る。地域活動を通じて気づいた「子供たちが自由に表現できる場の少なさ」。それを解決するために、自ら市民劇団を立ち上げ、作詞や脚本まで手掛けるようになった。広告業界で培った「伝える力」を武器に、今日も街の物語を紡ぎ続けている。


幸区にある意外な物語




「地元に眠る歴史を知り、街をもっと好きになってほしい」

そんな想いから、嶋田氏は幸区に伝わる物語を掘り起こし、市民劇団による舞台化を続けています。

2024年,2025年上演:『太田どうかんと夢の城』夢見ヶ崎(加瀬山)の物語

太田道灌が江戸城を築こうとした伝説の地、夢見ヶ崎。地名の由来となった「幻の江戸城計画」を劇本化し、幸市民館にて上演。

2026年上演予定:『下平間の忠臣蔵』

下平間の稱名寺(しょうみょうじ)に伝わる物語を舞台化。

幸区出身の私ですら驚くような歴史の数々。これらを舞台という形で発信することで、住民の皆様がこの街に愛着と誇りを持てるような「心の街づくり」を目指しています。



地域活性化プロジェクト「4つのHI」




地元幸区日吉地区には、宝のような資源が眠っています。それらを一つの物語として紡ぎ出すのが、地域活性化構想「HI4CITY(ヒヨシティ)」です。

私たちは、日吉中学校区を舞台に4つの「HI」を掲げました。

古きを知るHistory(歴史)、豊かな自然を象徴するHill(丘/夢見ヶ崎)、そして新川崎の「創造の森」に象徴される世界屈指のHigh Technology(ハイテク)。これら恵まれた環境を地域の人々に広く知ってもらうため、企業見学会の実施など、地域と企業を結ぶ架け橋としての活動を続けています。

そして最後の一つが、High  Tension(ハイテンション)。お祭りでみんなが暑くなり、街全体が笑顔になる。この4つの「HI」が重なり合うことで、多角的な地域貢献を実現し、日吉の・・・そして幸区の・・・・川崎市野未来を明るく照らしていきます。

インタビュー後記

地域への熱い想いを語る嶋田氏。その言葉からは、常に前向きで建設的なスタンスと、歴史の深層まで掘り下げる深い探究心が感じられます。

嶋田氏が創り出す作品は、単なる舞台に留まりません。それらは、未来を担う子供たちが「この街が自分の故郷だ」と胸を張れる、誇りそのものになっていくはずです。

旺盛な好奇心を原動力に、いつしか表現者として、そして自然体で周囲を巻き込むリーダーとして。彼は今、未来の子供たちへ大切なメッセージを繋ぐ「伝道師」となっています。地域を舞台に描かれる、次なる表現から目が離せません。



お問い合わせ

かわさきドリームミュージカル実行委員会

MAIL:k.dream.musical@gmail.com

HP:https://www.instagram.com/kawasaki_dream_musical

*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。