港区 > 区民のミカタ > ビジネス > 松井 剛 > 詳細
労務
会社に退職する旨を伝えましたが、認めてもらえません。
東京都渋谷区在住H様
(1年前の記事です) 掲載日:2023/05/03
会社に退職する旨を伝えましたが、認めてもらえません。
当初は口頭で伝えていたものの「もう一度考えてみてよ」とはぐらかされ続けたので、退職願いをだしました。
しかし受理してもらえず、今度は「業務上に支障をきたしたとして訴える」と言われました。
次の職場も決まっているので早く辞めたいのですが、どうしたらよいでしょうか。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
港区民のミカタがお答えします

港区民のミカタがお答えします
ベリーベスト法律事務所
弁護士
松井 剛
私がお答えします。
期間の定めのない雇用契約の場合、会社側が退職を認めるか・認めないかにかかわらず、原則として2週間前までに辞職の意思表示をすれば辞めることができます。
ただし、就業規則・労働契約に別途の定めがあり、かつ有効であれば、その定めによることになります。また、月給制の場合や年俸制の場合は期間が異なる場合があるため注意が必要です。
ご質問のケースでポイントとなるのは、次の点です。
・2週間以上前に辞職の意思表示をしたのか
・退職により業務に支障をきたしたのか
・退職と会社の損害発生に因果関係があるのか
いずれも判断が難しいので、弁護士に相談することをおすすめします。
在職強要でお悩みの場合は、ベリーベスト法律事務所がサポートします。ぜひ、ご相談ください。
※この記事は令和5年5月3日時点の法律をもとに執筆しています