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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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埼玉西武ライオンズの松坂大輔投手が引退を発表。

東京オリンピックは無観客開催を決定。

なぜかさびしく哀しい、やりきれない思いなのは私だけで

しょうか。

 

いまから四半世紀前のことです。

私が最初に就職した会社の最初の上司が課長の

Wさんでした。

一風変わった(笑)新人社員だった当時の僕を

おもしろがってくれて、とてもかわいがってくれました。

私の恩人ともいうべきWさんのおっしゃった言葉で

いまだに忘れられないのがあります。

 

「石塚クン。仕事は別にがんばらなくていいんだよ。

結果さえ出してくれたら、サボろうが寝てようが構わ

ない。」

「一生懸命やっています!というふりをするヤツが

一番タチが悪い。」

「学校と商売はものさしが違う。能書きは要らない。

儲けてナンボだ。結果が出るなら何でも変えろ。」

 

令和のいま、皮肉な話かもしれませんが、

頑張らない社員がイノベーションを作る時代とも

言えます。

頑張らない社員が増えれば増えるほど、社内の

IT化DXが進むからです。

業務プロセスも一気に見直せます。

ICT化、デジタル化は結構導入コストが安くなって

ますし。チャンス到来!です。

 

変にがんばっている社員がクレーム付けてきたら

かつてのWさんのように

 

「頑張らなくていい。結果を出して見せてみなさい」

 

こんなことが現実になりそうなのが、いまの時代です。

会社経営もそうです。

儲かっている会社の経営者はどこか脱力しています。

肩に力が入っていないんですよね。

頑張らない経営は疲れない経営でもありますし。

 

モチベーション論の真逆を行ったほうが、

ビジネスも、仕事も、雇用関係もうまく進む気が

してなりません。

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp