「マタニティーフォト」「ファミリーフォト」

この言葉を聞くと大抵の方々は、どんな写真なのか、

簡単に想像できるかと思います。

それでは、「ニューボーンフォト」と聞いて、

すぐにわかる方はどれくらいいるでしょうか。

今回、東京都を中心に神奈川県・千葉県でニューボーンフォトを撮影している

フォトグラファーのMAKIさんにインタビューをさせて頂きました。


●Newborn Photo(ニューボーンフォト)とは

赤ちゃんは生まれてから急速に成長を繰り返し、

徐々に骨格が固まっていきます。

一番身体が柔らかい瞬間が「生後2週間前後くらいまで」

と言われています。


その瞬間でしか撮れないポージングがたくさんあり、

それを撮影することがニューボーンフォトになります。


もちろん現代では簡単に写真を撮ることは可能ですが、

そこにプロのカメラマンを利用することで、

シャッターを切るだけでは撮れない写真をご両親、

そしてお子様の将来へ残すことができます。

●安全性について

新生児をモデルとして撮影することから、様々な問題もあります。

残念ながら、事故が発生していることも事実です。


それは、「撮影技術や赤ちゃんの特性を十分に理解していない状態で撮影する」

方も存在するからです。


赤ちゃんを寝かしているときに無理なくポージングさせてあげて

撮影することがほとんどです。

それではどうやって心地よく眠ってもらえるのか。

これもフォトグラファーの技術の一つです。

まだ口のきけない赤ちゃんの身体の特徴を最大限に

注意しながらする撮影する方法をニューボーンフォトと言います。


MyL Photographyでは  自信を持って安心して撮影をお任せいただけるように

「ニューボーンフォトセーフティー協会(https://www.newbornsafety.jp/)」という

赤ちゃんへ対する正しい知識を身につける協会の資格も取得しております。


「安全で美しい一枚を」


撮影者は、赤ちゃんに最大限に配慮をして、

ご両親や将来成長したご本人の大切な1ページを撮影することが不可欠です。


●photographer Makiさん

学生時代はアメリカで育つ。

アメリカでは「写真を大切にする」という文化があり、

ペンダントに両親や恋人の写真を入れて持ち運ぶ人も多くいる。

そんな環境で育ち、写真は好きだったが

撮影側には全く興味がなかったという。


社会人となり、日本の外資系金融会社へ勤める。

ある時「従業員の証明写真を集める」という業務が発生。

プロのカメラマンに頼むが、カメラマンによって出来栄えの違いがある事に気がつく。

自分で撮ったほうが思った仕上がりになるのでは、

と考えるようになりカメラの道にどんどん進む。

結婚、出産を経験後、わが子の写真は携帯のカメラでしか残していなかったし、

それで十分だと思っていた。


そんなあるときに自身に「癌」が発見される。

まだ、病状もわからない状況で、

「自分は子供に何を残してあげられるか」

など考えるようになり、

マタニティ、ニューボーンフォトを撮らなかったことを深く後悔。


どんな努力をしてもあの時のあの瞬間は二度と撮ることが出来ないことを痛感する。

幸い、病気も寛解し、癌サバイバーとして自分が撮れなかった

ニューボーンフォトの素晴らしさを伝え、残していきたいと考え、

現在は、日本語・英語対応可のニューボーンフォトを中心に

マタニティーやファミリーフォトを専門に活動をする。


大切にしていることは、

「ご両親では、絶対に撮影できない瞬間がある。

  そしてご両親にもその瞬間に参加して頂きたいから。

  その瞬間を撮影することにより、最大の思い出を提供する。

  そして、産後のままの身体と赤ちゃんの安全を一番に配慮する。」



☆取材後記☆

私自身が子を持つ親として、わが子の写真をプロのカメラマンに

お願いをして撮影した経験があります。

今回「ニューボーンフォト」という言葉を初めて知りました。

*筆者が無知なのかもしれませんが。。。


日々成長をしていくわが子を携帯で撮影することもよくありますが、

やはりプロにお願いすると出来栄えが違います。

自分ではこんな写真を撮れないと実感もします。


ニューボーンフォトにもう少し早く出会いたかった。

ちょっと悔しい気持ちとなりながらの取材でした。


こちらを拝読してくださった皆様の中にまだ間に合う方がいらっしゃるのであれば、

私のように後悔をしないようにしてください。