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住宅金融支援機構から分割返済希望申出書と生活状況確認表を提出する様連絡がありました。
(2年前の記事です) 掲載日:2023/02/19
連帯保証人となっている物件の競売後の債務が500万程残ってしまい、住宅金融支援機構から、分割返済を希望する場合はその申出書と、生活状況確認表を提出する様、書面で連絡がありました。
その後、1ヶ月以上が経ってしまいましたが、どの様に返済方法を提示したら良いか分からず、未だ返送していません。
保証人本人の収入は妻と合わせて約25万、同居中の子の収入が約30万あります。(住居は持ち家で、他の債務はありません)
正直なところ、本人は高齢のため、今の収入だけでは返済は厳しいと思っていますが、この様な場合、分割返済の額はどの程度の額を提示すれば納得してもらえるものでしょうか?
また、生活状況確認表には世帯全員の収入を提示しなければなりませんが、返済義務のない子の収入も、返済額に考慮されるのでしょうか?
そもそも、子の収入額を正直に記載しなければなりませんか?どこへ何を相談したら良いかも分からず、大変困惑しています。どうか、アドバイスいただけないでしょうか。よろしくお願いします。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

心中お察し申し上げます。
競売落札後の元所有者様、連帯保証人様への住宅金融支援機構からの催告ですね。
残債務が500万円。こちらは原則、一括で債務者・連帯保証人が弁済する義務が生じています。
主たる債務者がこの金員を支払えれば、ご相談者様が一括もしくは分割で支払う必要はありませんが、そもそも支払えるのであれば競売にならなかったと推測されます。
従いまして、今回のケースでは、主たる債務者が一括で返済できない前提でご回答させていただきます。
今回、分割返済を希望する場合・・・と記載されていると思いますが、希望しない場合、イコール一括返済となります。
金員で支払えない場合は、相談者様の不動産を差し押さえ、競売に付して換価処分し返済に充てようとします。これはあまりにも気の毒と思った機構が、分割弁済の道を先に示してくれている。と考えたほうが宜しいかと思います。
市中銀行では、早く回収が見込める一括弁済が先(保証人の不動産の差押えはすぐ行います)返済能力が高く、特段の事情のある場合のみ、分割弁済を受けて貰えることがあります。
ところで、生活状況確認表をどのように書いたらいいか?とのご相談ですが、「ありのまま正直に書く」。以外の回答がこういった公の目に触れる場所では回答のしようがございません。
財産をお持ちで、相続人も関連してきますから、至急、不動産・競売に詳しい弁護士に相談することをお勧めいたします。
ご質問を多く頂いています。回答には時間がかかる場合があります。