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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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プロ野球も20(土)から日本シリーズ。

ヤクルトVSオリックス、となり本当に良かった!

CSでもしも巨人が勝ち上がって日本シリーズ

に進出するようなら、いったいペナントレースって

なんなの?と考えていました。

クライマックスシリーズは廃止すべきです。

会社の人事制度に重なるのです。

実態に合っていないと監督コーチ選手のやる気を

無くします。

 

 

1、日本の給与水準は30年間上がっていない

 

「2020年の日本の平均年収は440万円、

1991年でも439万円」

(『週刊ダイヤモンド』2021/8/7号

「日本の「ジリ貧」ぶりが鮮明に」

JPモルガン・チェース銀行 佐々木融氏)

 

マツダはSUVの海外工場を広島に戻しました。

日本は世界どころかASEANでも給与水準の

安い国になろうとしています。

外国人材も日本を相手にしなくなっています。

 

 

2、20代のキャリアにも異変が

 

最近は海外現地法人のローカルスタッフから

キャリアをスタートする20代が増えてます。

現地法人のローカルスタッフのメリットは

「いきなり管理職の仕事ができること」です。

給与水準は安いが20代でマネージャーの仕事

をバリバリこなし、その国・エリアのスペシャリストになる。

30歳前には高年収でグローバル企業の本社に

転職する、というキャリア戦略です。

新卒一括採用なんてない。仕事できなければクビ。

だから30代に人事異動で初の海外赴任する人材

とは比較にならないほど、実力差がつきます。

 

 

3、日本の優秀人材を海外に持ってかれる

 

企業も国と同じで、日本企業の平均売上、

特に中小企業は、長期間横ばいか、

やや下がっています。企業もデフレなのです。

年収がアップしないと日本は人材の輸出大国に

なってしまいます。

Facebook改めMetaは全世界オンライン勤務が

標準となり、どこに居住していても構わない。

だから世界中の優秀人材をリクルートし始めて

います。

日本に住みながら、グローバル企業勤務する人は

増えるでしょうね。

10年以内に進学校の3割は海外大学に入る

ようになる、と個人的に予測しています。

高校3年時のグローバル対応力の差がその後の

収入格差の入口になるように思えてなりません。

 

 

(了)




石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp