”幼稚園は学びの土台”

幼稚園は学校教育法に定められた学校です。文部科学省制定の「幼稚園教育要領」に基づく全国共通のカリキュラムにより、子どもの成長に合わせた学習システムが組まれています。幼稚園で経験したり学んだことは、小学校からの教育の土台になるものです。

その「幼稚園教育要領」には、2018年に「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」という新しい視点が導入されました。
この新しい視点は「自立心」「協同性」「社会生活との関わり」「思考力の芽生え」など、10個のジャンルで構成されているので、「10の姿」と呼ばれています。
この「10の姿」は5歳児になって急に現れるものではなく、3・4歳児の頃から幼稚園という集団保育の場で、専門知識を有する幼稚園教諭とともに園生活を送るなかで、育まれていきます。
「10の姿」を育むための保育環境を整えて、卒園を迎える頃までに培われたその資質・能力は、小学校への接続から、また小学校以降の成長・発達の基礎となっていきます。

幼稚園は年間を通じてのカリキュラムに沿って、幼児期に必要な人間形成の基礎を培う大切な生活の場です。集団生活によって豊かな体験を得て、その中で自立心や、自己を表現する力を学んでいくと共に、他人とのかかわり方や社会生活における習慣や態度を学んでいきます。

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6 いいね！ （'23/12/10 22:00 時点）