伝えきれない想いを形にする『つたえ人』：株式会社グランツ代表取締役　村上 倫弘

今日のゲストは遺言を映像として残すというサービスを展開されている株式会社グランツ代表取締役の村上倫弘さん。

基本はテレビやCMの番組作成を主に活躍されている映像会社ですが、何故遺言を映像化する「つたえびと」というサービスを始められたのか？

その真相についていろいろお話を伺いました。

Photo：えがお写真館

東日本大震災をきっかけに生まれた「つたえびと」

村上倫弘：私もラジオ番組を持っている不動産会社の社長さんがいるという事で興味を持ちましたよ（笑）

村上倫弘：そうですね。仮設住宅もずいぶん回りましたし、福島の原発の現場もカメラ片手に行きましたね。

村上倫弘：そこで人の最後ってこんな未曽有の天災地変で一気に無くなってしまうんだなって痛感したんです。

村上倫弘：6年前、毎週被災地へ撮影に行くことになったんですが、被災された方々のお話にはいつも「人はいつ死ぬかわからない」と言い、後悔しないように、今を一生懸命生きてらっしゃいました。もし自分が明日死んだらどうなるかと考えた時に、大切な人へ伝えたいことがいっぱい思い浮かんだのです。我々映像に携わる人間として、どのように、世の中に貢献できるかと考えたところ、様々な想いを映像にのせて伝えていきたい。これが「つたえびと」の誕生でした。

このサービスはこれからの相続を語る上に絶対必要となる

村上倫弘：弊社のご提案する「つたえびと」とは、ご自身の想いをご自身の言葉で語るメッセージを撮影し、お世話になった方への感謝の気持ちや疎遠となっている方へ、現在の想いを込めたメッセージ映像をご希望の方へ贈りたい時にお届けいたします。映画や小説の世界で、いくつも見ることができる「思いもしなかった方からのビデオメッセージが届く」という多くの場面は、人と人との強い絆を感じる事ができ、多くの人の感動と幸せを呼びます。また、過去の様々な出来事の整理にもつながることもあります。

つたえびと では、遺言・人生・ありがとう・葬儀・存在・未来の希望の６つのメッセージの形があります。中でも、遺言メッセージは、特徴のひとつとなっています。遺産相続の問題は文章にして書き留める「遺書」を残したとしても、想いが十分伝わらず、家族や親族の間でトラブルになることも少なくありません。『遺産分割の理由』や『相続したお金を有効に活用してもらうための願い』を込めた遺言メッセージを、ご自身の言葉で語り映像化し、旅立った時に大切な家族へ責任を持って故人の想いをお届けすることで、トラブルの要因を減らすことができます。また、死後も『大切な人の支え』となり、記憶の中に生き続けることで、自分が亡くなった後も、その人の未来に影響を与えることができる力があります。

村上倫弘：有難うございます。高木社長にここまで言って頂けると心強いです。「つたえびと」の制作は、テレビの番組や企業のＰＲ映像制作から個人向けの人生ビデオ制作まで、幅広く映像を手掛ける弊社が作成し、映像制作における専門知識が豊富なスタッフが、ヒヤリングをもとに、相手へ気持ちが伝わる原稿作成から完成まで、想いを形にするまでの映像制作の実務の他、メイクによる被写体の見え方に至るまで、サポートしていきます。また、お客様の緊張の緩和、おもてなしにも気を使い、楽しく映像を制作できるように努めていきます。また、私たちは、タレントのインタビューや一般の方、街録など、様々なシーンで撮影、演出してきました。時には、インタビューの受け手が、機嫌が悪い中での撮影や緊張感の中でのインタビューなど経験してきた中で、いいものを引き出し、視聴者に伝えるかということを、実践で行ってきました。このようなことから、安心してお客様にご利用していただけると思っております。

このサービスを相続コンサルというジャンルで定着させていこう！

村上倫弘：相続コンサルをされている高木社長にそこまで言って頂けると本当に心強い。

村上倫弘：こちらこそありがとうございました。