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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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歩いていると梅が満開で思わず足を止めて

見入ってしまいます。

濃い甘いにおいは春の訪れを感じますよね。

 

 

1、超階級社会(貧困ニッポンの断末魔)

    (週刊ダイヤモンド 2023.1.21)

 

とても興味深い特集でした。

特にP28P29見開きの「超階級社

会」の図解はとてもリアリティがあります。

細かく5つの階級に分けて、年収や貧

困率を数字で出しています。

日本の所得階層は自分が中間層の上に

行くか下に行くかでかなり分かれ、

格差が増大します。

 

 

2、外資が日本人を爆買い

 

また階級だけでなく通貨安がもたらす

影響、安い国日本を外資が狙っている

という記事もあり、外資系企業に転職

すると給料がグンと上がった事例の

紹介などもありました。



企業は過去最高の連結純利益であって

もどうして給料が増えない。

外資系企業は安い日本人を爆買いしています。

 

 

3、1億総中流の崩壊は「平均値」の終焉

 

この記事から日本人はものごとを平均

値でみることに慣れ過ぎているが、だ

からうまくいかないのだろうと痛感しましたね。

もはや細かく分かれ過ぎていて平均値

でとらえることなんてできません 。

これは私の本業の人材採用でも実感することです。

「いまの新卒は」

「いまの20代は」

なんていう方に説得力はないですね。

商品でもサービスでも、どこを対象と

するかきちんと絞らなければなりません。

絞ることができなければ、商品でもサービスでも

まったく売れない。

人材採用もまた同じです。

絞らなければ誰にも相手にされない。

 

これを難しいとあきらめるか、

やりがいがある、と言うかで

また「格差」が生じるのでしょう。



(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp