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現在、夫の借金を理由に離婚協議中です。
(2年前の記事です) 掲載日:2022/09/28
夫婦共有名義の不動産があり、住宅ローンも20年以上残っています。
離婚後、私と子供1人で現在の住居に住み続ける予定で、夫も住宅ローンは払い続けると言っています。
その代わり、住宅ローン完済後、その時の売却相当額の半分を支払ってほしいと言われています。
恐らく1,000万以上になるのではないかと思っているのですが、この場合、現住居を売却して精算した方がよいのでしょうか。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

ご家族の生活や感情面等の詳細な事情を知らない中、恐縮ですが、弁護士の法的回答としては、現住居を売却精算する方向のほうが良いと思います。
中タイトル
・住宅ローンの支払いが本当に20年続けられるかどうかが疑問
⇒特に、本件では借金が離婚理由ですから、そのような場合、養育費、ローン支払いが現実的に継続されるかは、疑問視して考えないといけません。
法的には、裁判所での離婚手続の中で書面を作るか、公正証書という公的な書面を作るのが、まず第一ですが、そこまでやっても、「約束が破られた時」に、その旦那さんにお金がなければ、弁護士が入ってもお金を回収できません。
・住宅ローン完済時に、紛争が再燃する可能性が高い
⇒仮に、ローン支払いが継続されても、その当時の売却の際に、「本当に約束どおり」売却金額を分けられるか、難しいと思います。
離婚関係ですと、感情的な対立が強い案件となるので、やはり、その後約束を守られるかどうか疑問視考えねばならないです。
特に不動産の売却となると、不動産の相場が動くというのと、居住用不動産ですと、経年だけでなく「使い方が悪かった」などと、紛争が再燃する可能性も非常に強いです。
本件のようなローンの残る居住用物件の処理の問題はよくありますが、ローン売却額でしたら、残額ローンを旦那さんに埋め合わせてもらうという方向性で、