【ご経歴と現職に至るまでの経緯を教えてください】

出身は練馬で高校進学まで地元で過ごしていました。高校は一度中退しましたが就職のことを考え、定時制学校へ入学しその後卒業しました。卒業後はハローワークに行き、漠然と飲食業界で探していましたが、父の助言もあり大学進学を検討しました。

最終的には紆余曲折あり大原簿記学校への入学を決意しましたが、その当時には簿記が何かも分かっていませんでした。まずは簿記が何かを知らなければと思い本屋に行きましたが、それが私の中での大きな転機でした。簿記の参考書を手に取って数ページ捲った瞬間にまさに雷に打たれた感覚だったのです。これが自分のすべきことで、将来の職になるという確信がありました。

そこからは僕の青春の始まりでした。バイトも全て辞めて、一人暮らしも解消し、携帯電話も解約しました。（笑）それくらい勉強が楽しくて楽しくて仕方なく、まさに部活に青春を捧げる勢いで没頭しました。気づけば２０歳から現在４３歳までの２３年間没頭してます。

詳細は割愛させて頂きますが、ざっくりと税理士試験は１３科目あり、その内５科目に期間内に合格しなければならないというもので、平均１０年かかると言われていますが、私は６年間で合格することが出来ました。それからは現在に至るという形ですが、実は勉強中に面白いことが判明しました。当時父が何の仕事をしているかは知らなかったのですが、私が税務会計の勉強をし始めたことを父に伝えたところ実は父は会計事務所に勤めていたんです。

血は争えないと感じましたが、やはりこれが自分がすべきことだと感じたのを覚えています。ちなみに試験は父が合格出来なかった科目を合格ししっかりと敵はとりました（笑）

【税理士になられてから独立するまでのお話を聞かせてください】

税理士試験合格後は、大原簿記学校に求人のあった池袋の会社を選びました。将来的には海外で働きたいという希望もあったので、その後海外事業部がある会社に転職をしました。ただその会社が非常に窮屈で、例えば資格を持っていないと見下されたりと不当な扱いを受けていると感じることもあったのです。

そんな中人生の第二の転機が訪れました。今でも覚えていますが、ある日溜池山王の純喫茶で過ごしていた時に、何故か突然「独立しよう」と思い立ったのです。いわゆる「降りてきた」という感覚でしょうか（笑）

ただ、独立を決めたもののやっていけるのかという恐怖ももちろんありました。そこで初めてマーケティングや集客について真剣に考え、ある程度の算段が立った時に独立に向けて行動をしました。独立してからまもなくした時に街でばったり現在の弊社グループ代表の石堂に会いました。石堂とは社会人１社目の同僚（先輩後輩の関係）で彼も独立して事業をしていたのです。その際に実は税理士を探している。と後日具体的に打ち合わせを経て、現在の会社となりました。

【仕事に対してのこだわりを教えてください】

まずはとにかくこの仕事が大好きで1日たりとも辛いと思ったことはありません。本当に心の底から天職だと思っております。自分がこの仕事を通じてやりたいことは「お客様に寄り添う仕事がしたい」ということです。

仕事は始めた当初は大きな会社で大きな仕事がしたいという想いがありました。ただ実際仕事をしてみると大企業であればあるほどどうしても数字のみに目が行ってしまいがちで、どうしてもビジネスという観点が強くなってしまいます。数字を見るという事だけであれば自分でない他の税理士さんでも出来る。つまり自分の存在意義が薄くなってしまうと感じました。

独立してから感じることは会計や決算という数字の部分だけではなく、例えば人材採用、会社の方向性、さらには経営者のプライベートのご相談など多岐に渡り、お客様と深く関わる様な仕事が出来ているという事です。企業が長く存続していくためにも経営全般をサポートしながら多くのお客様に寄り添って行きたいと考えています。

また財務会計は難しいものと思われがちです。経営者様の中には経営手腕は抜群だけれども財務会計については知識が深くない方もいらっしゃいます。自分は経営者様の懐に入り込むことは得意だと感じているので難しいことも分かりやすく、正しい知識を正しく丁寧に伝えていきたいと思います。

【御社の強み、そして今後の展開についてお聞かせください】

上記でお話をしたことと社名にもある通り、会計サービスの財務的サポートだけではなく+αのサポートをさせて頂けることが強みです。普通の会計・税理士事務所ではやらないこともサポートさせて頂く、いわゆる付加価値です。

例えば企業はフェーズごとで悩みというものも変化していくと思いますが、常に怠ることなくどのフェーズの企業の悩みにも対応できるよう勉強は欠かせません。さらには自社でメディアを作っているので広告や集客のお手伝いが出来たり、新規立ち上げから事業拡大、そして承継まですべてに対応出来るいわばインフラ的存在であると思っています。今後の展望にも関連しますが、企業が必要な時に必要な情報やノウハウを提供し続ける。そしてそれも直営で丁寧にお客様に寄り添い続けたい。そんな風に考えています。

目標は大きく、顧問先１万社が目標です。

【人材募集について】

先程も申し上げましたが目標が顧問先１万社です。現在絶賛規模拡大中につき人材募集をしています。税務会計業というのは敷居が高いや難しそうという理由から敬遠されがちです。ただ正面から会社に入り込んで経営者様と直接膝を向き合わせて話すことが出来る。普段中々経験出来ない様なことを出来る仕事です。未経験の方も是非こんな素晴らしい業界に来て頂けたら嬉しいです。

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