株式会社ココロセイリ
代表取締役:荻原悠史さん
1986年10月生まれ、山梨県笛吹市出身。甲府城西高校を卒業後、上京してアパレル業界に就職。デザインや買い付け業務を担当する。古物商に転職し、アンティークなどの査定を学び、27歳のときに川崎市にて、古物鑑定・形見の査定事業で起業。楽器や時計、宝飾品、切手などの買い取りを行う。2018年株式会社ココロセイリを設立し遺品整理事業を開始。現在に至る。
「日本一正直な遺品整理業者」を自認
御社の特徴を教えてください
一番は「礼儀礼節を重んじる・真面目であり続ける」という点です。
身だしなみや言葉遣い、お客様への配慮・想いやりを常に意識しています。
また弊社ココロセイリは、生前整理や遺品整理を行っていますが、もともと古物商からスタートした会社なので、単に物を片付けたり処分したりするだけではなく、家の中にある「価値のあるもの」を見落とさず、適正な価格でお買取りをします。
「サービス面から買取の技術・整理への知識」まで高いレベルを保てるように努めております。
お客様にとって、「整理における全ての情報が正しく伝わる事を徹底」しており、日本一正直な遺品整理業者だという事を自認しています。
打ち合わせ時に気を付けていることはありますか
お見積もりの際は、代表である私が必ず伺います。
お客様とのやりとりに不備がないように、きめ細やかなお話し合いを行う為です。
またお客様の古物の買い取りや鑑定もありますから、責任者である私が伺わないと、ご依頼者にご迷惑をお掛けしてしまうかもしれません。
家電や貴金属、時計、楽器、ホビーなどはしっかり鑑定し、適正な価格をお示しします。ただ、古美術品や骨董については「特殊な物」となるので、専門性の高い企業様でのご売却などをおすすめしています。
「お客様にとって一番有益な情報提供」をしております。
御社のクライアントの傾向は?
だいたい生前整理の依頼が2割、遺品整理が8割です。「これまで使ってきたモノを大切にしたい、次に使われる方にも大切にしてもらいたい、と考えている方」が多いですね。ですから、私たちも品物を丁寧に扱わなければなりません。
そうした方々のお気持ちにどう寄り添えばいいのか、日々考えて対応させていただいています。
「遺品整理は心の整理」がモットー
記憶に残る遺品整理のエピソードを聞かせていただけますか
母親に対する愛が溢れる娘さんからのご依頼ですね。「母親の遺品を片付けようと思っても、写真やアクセサリーを見ては涙が止まらない。自分では全く片付けられないので、どうか手伝ってほしい」というお電話でした。着物を見ては何時間、お気に入りのコートを見ては何時間と、泣き通しだったそうです。
そのお客様とは沢山お話をさせて頂きました。とにかく後悔のないよう、納得いくまで何度も何度も擦り合わせを行いました。
その甲斐もあり、「最後はとても晴れやかな整理になった」と前に進めたようで、私も安心致しました。
私どもの社名通り、遺品の整理とともに、心の整理のお手伝いが出来たことがとても印象的でした。
「ココロセイリ」という社名は、私たちの遺品整理への思いであり、その名前に誇りをもっています。
ご依頼者から言われてうれしい言葉はありますか
「社長をはじめ、社員さんの所作や言葉遣いがいいね」と褒められるとうれしいです。社員教育の中で、言葉遣いや相手への配慮を口酸っぱく指導していますから。
売れない物の処分で気を使っている点はありますか
置き時計や額縁などの雑貨や食器など日本では売れない品物はタイに寄付しています。古紙や衣料などはリサイクルにまわし、できるだけ環境に優しい処分法を選択するよう心掛けています。
また、ご依頼者からいただいた作業費の一部は、被災したり家庭環境に恵まれなかったりする10代の若者を支えるNPO法人に寄付させていただいています。ささやかな社会貢献のつもりです。
誠実さと丁寧な説明が良い業者の条件
この仕事は好きですか
好きですね。
大切な人が大切にしていた品物を整理するということは、簡単なことではありません。だからこそ、私たちが救いの手を差し伸べたい。私は、困っている人がいるのを見ると、放っておけないんです。
遺品整理は、物理的に物を片付けるというだけでは終わりません。必ず喪失感をともないます。ご依頼された方には、ぽっかり空いた心の隙間を埋められるような、救いになる言葉をかけられるよう心掛けています。この仕事では、それが何より大切ですね。
遺品整理業者の選び方で注意する点は?
清潔感があり、身だしなみのよい業者を選んで下さい。作業着が汚れていたり、髭をはやしていたりする業者は避けたほうがいいでしょう。ピアスや染めた髪の毛もNGです。相手にどう見られるのかを気にしない人が、相手の心に寄り添えるはずがありません。
また、聞き取りを丁寧にやってくれる業者は信頼できます。
残したい物や、探して欲しい物、貴重品や御供養品の有無、お客様のこだわりなどを細かくヒアリングし、家の状況や買取品の査定の有無、近隣の方への配慮などについて細かく擦り合わせてくれる業者がベストです。
見積もり時の注意点も教えていただけますか
見積もり金額の内訳について、納得のいく説明ができるかどうかがポイントです。料金の内訳金額の提示は当然で、理由のない値引きやオプション料金があるときは注意してください。見積もりが20分程度で終わるようでは、信用できません。
また、貴重品の扱いについて、あいまいな説明しかしない業者には気を付けてください。貴重品を勝手に持ち帰ったり、正当な価値をつけずに安価に買い叩いたりする恐れがあります。見積もり時に貴重品や買取品への対応をしっかり説明し、買い取りの場合は適正価格をつけてくれる業者を選んでください。
インタビュー後記
多くの遺品整理業、解体業の方とお会いしてきましたが、アパレル業界出身の方は初めてです。荻原社長が度々口にした「所作や言葉遣いが大切」の話が印象的でした。遺品整理というと、不要になった物の撤去と処分というイメージがありますが、萩原社長は故人や持ち主の気持ちを大切にしています。まさに、遺品整理は「ココロセイリ」です。東京・神奈川・埼玉・千葉で生前整理や遺品整理をお考えの方は「日本一正直な遺品整理業者」株式会社ココロセイリにご相談されてはいかがでしょうか。