まちの仕事人インタビュー
荒川区、北区、足立区で地域医療を根差したい! 〜ファミリークリニック荒川院長 廣田智也〜
医療法人修志会グループ ファミリークリニック荒川 院長 廣田智也 (ひろたともや) さん インタビュー

ファミリークリニック荒川

廣田智也院長

 

出身 :北海道旭川出身  茨城県取手育ち

出身大学:日本大学医学部

趣味 :ゴルフ、旅行

経歴 :

平成 26年 4月  東京女子医科大学病院  

平成 28年 4月  東京女子医科大学病院  整形外科教室  入局

平成 29年 4月  東京北医療センター  

平成 30年 4月  牛久愛和総合病院  

平成 31年 4月  船橋総合病院

令和 2年 4月  船橋総合病院  整形外科  医長

令和 3年 4月  東京女子医科大学病院  助教

令和 4年4月  医療法人  修志会

このお仕事をするきっかけはなんですか?


患者さんに寄り添った診療を心掛けています。


医師になるきっかけは、人生初の入院が中学生の時だったのですが、不安いっぱいだった時の担当医がとてもきさくで笑顔で話しかけてくれ、痛みと不安を取ってくれて安心できた事がきっかけでした。医師になってからは外科的な治療なども行ってきましたが、現在の訪問診療クリニックに移ったきっかけは、かねてから非常動で行っていた訪問診療に魅力を感じていました。


患者さんの家庭環境やご家族背景を考えて、治療万針を密着型で行える事、患者さんに寄り添った診療ができるという点で医師になるきっかけになった姿に一番近く感じたので、この訪問診療を選びました。

なぜこの場所なんでしょうか?

訪問診療というのは通院ができない色々な理由がある方々が利用されます。一人暮らしの方やご高齢の方が多い場所として、より地域貢献できる環境としてこの場所を選びました。また、これまで勤務していた大学病院や地域の機関病院での勤務経験もある為、連携関係を活かすことで地域の中核病院や各介護事業者と綿密な連携を取り、より良い地域密着型の在宅医療をご提供できるからです。

大切にしている考え方、理念を教えてください。

24時間365日いつでもすぐに駆け付けられる様に、依頼があれば動けるフットワークの軽さを大切にしています。また、その中にも専門性をもった診療・治療をしてあげられるような環境を整えて、患者さんに合わせたオーダーメイドの診療を行っています。


スタッフの中での看護師の割合が多いので、医師以外にも高い医療知識を待っており疾患や緊急性の判断がしやすい事で、患者さんの安心感に繋がると考えています。

どのような患者さんが多いですか?また、多いお悩みはなんですか?

大半の患者さんが65歳以上ですが、40代、50代の方も利用されています。身体が悪かったり、肢体不自由等の外科的な理由で利用するという先入観をお持ちの方が多いのですが、精神的な問題で通院できない患者さんなど、内科的な理由の方も訪問診療を利用頂いています。

 

ご利用者やそのご家族のお悩みとしては、本当に幅広くあるのですが、定期診察や緊急時対応以外に、お薬の管理や指導、ご家族への介護方法のアドバイスなどの対応や、慢性疾患の治療、病気の早期発見・予防、難病・がん末期の方の診療までご対応しています。

サービスの特徴や御社だからこそできることは何ですか?

3つありまして、


1つは、スタッフのうちの看護師の割合がとても高い為、誰かを介してではなく直接のやり取りだからこそ素早く対応できる事、また電話対応から医療知識をもって対応できる事です。事務さんを経ての対応だとワンテンポ遅くなる事もありますが、患者さんの依頼がきた時にその場で判断できる点は当院だからこそのスピード感だと思います。

 

2つめは、診療科目が多いという事も特徴として挙げられます。法人全体では6病院あるので、眼科と耳鼻科以外は診れるので、よほどの事がない限りは患者さんをお断りすることはないです。なので、断る理由ではなく、受け入れる理由を探すという事を大切にしています。

 

最後に、訪問診療科医としては珍しく整形外科を専門としているので、例えば、ご自宅で関節内注射や神経ブロック注射ができる事は大きな特徴で、訪問診療でワンストップで問題解決ができる事は治療にスピード感を持たせる事ができます。

 

元々かかりつけがなく、診療情報提供書がない方でも診療に伺えます。また、介護保険を使う際に必要になる主治医意見書も、必要でしたらサポートする事ができます。対応できる範囲が広くて、科目を選ばないで済むので、たいていのお悩みはなんでも対応できるのでご相談ください!

これからの展望、やりたい事を教えてください。

現在私は、荒川院、綾瀬院の2分院を管理しています。訪問診療は拠点地から半径16km以内を診療対象とすると言う規定があるのですが、半径16kmだと1時間ほどかかってしまうので現実的ではないと考えています。


より対応できる範囲を広げながら、且つ、迅速な対応も可能にすることができる様にするため、ある程度円を被せつつ半径5km〜10km程度の円で分院を増やしていけると理想的です。より地域貢献に努めていきたいと思っています!

地域の皆さんにメッセージはありますか?

フットワークの軽さとオーダーメイドの専門的な治療をできること、また、連携の垣根の低いクリニックを目指しています。

 

病院に連絡しづらいと思っている方が、体調が悪くなっていってしまうのでは心苦しいので、電話対応も親身になる様に職員皆が徹底しているので、お気軽に電話をしてご相談をしてもらえると嬉しいです。また、医療界ではまだメジャーでないかもしれない訪問診療部門という所ですが、少しでも興味がある方がいらっしゃれば、是非一緒に働きたいです。経験がなくても研修体制がしっかりしているのでご安心ください。皆さんで地域貢献をしていきましょう!


インタビュー後記

医師になりたいと思ったきっかけになった姿が、現在の働き方で再現されていました。理想の姿を自ら体現している事の格好良さ、筆者自身はできているのかとお話を聞かせて頂いて襟を正しました。今後も近くで姿を見続けられたら嬉しいです。

お問い合わせ

医療法人修志会グループ  ファミリークリニック荒川

〒114-0012  東京都北区田端新町1-7-8  相光ビル6F

TEL:03-6807-9311

HP:https://shusikai-group.jp/clinic-office/fc-arakawa/

*お電話相談の際、『北区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。