ニュースで話題になっている通り、当院でも百日咳陽性の方が少しずつ増えてきています。診断されていない方もたくさんいると思われます。兄弟例や家族内感染例も確認しています。幸い、今のところ赤ちゃんの感染例はいらっしゃいません。

百日咳は成人や大きなお子さんがかかっても、「咳が苦しくて長引くけどいずれ治る」感染症です。周りに乳児がいなければ、必ずしも診断を追求する必要はないでしょう。ただ社会的に流行が広がるとどうしても赤ちゃんの感染例が出てきてしまうため、これが大きな問題となります。赤ちゃんの感染例のほとんどはご家族からの感染だということを忘れないでおきたいですね。

百日咳の特徴は連続性の咳です。咳が連続して続くため咳している間は息が吸えません。乳児期では無呼吸発作につながることがあります。典型例では、夜に顔を真っ赤になるほど連続性の咳をして、嘔吐します。連続性の咳のあとに、やっと息を吸い込む段階でウープという笛のような音が出ることがあります。ただ、大きなお子さんでは典型的な経過を取らないこともあるので総合的な判断が必要です。ご心配な方は受診をお願い致します。

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