アジソン病とアロペシアXの併発のリクちゃん。
明らかに初診の段階での皮膚が普通のアロペシアXではなかったのでACTH刺激試験を追加させていただきました。

これまでいろんなところで治療を受けてほとんど反応なしだったそうですが、当院の治療を受けたら2週間以内に反応してじわじわと発毛が広がり、ついにロングチワワ復活です。
おめでとうございます!!
元気にもなって何よりです!

隠れアジソン病は実は0.5〜1%程度いたりして、過去4例アジソン病(副腎皮質機能低下症)が見つかったことがあります。600超の診察で4例なので多くはないですが無視できない数だと思います。ポメラニアンは2例、その他の犬種が2例なので、どちらかというとその他の犬種の方が発生率が高いと言えるかと思います。当院のアロペシアの治療の85%はポメラニアンなので。

ほとんどが非定型で症状がわかりにくかったり、クッシングを疑って測定したらアジソンだった、というパターンで見つかっています。リクちゃんは念のために調べさせていただいて見つけました。
アロペシアXをクッシング症候群(副腎皮質機能後進症)としてステロイドを抑える治療をしてしまうと、隠れアジソンの子は間違いなく体調を崩します。
私はクッシング症候群の治療は検査をして異常が出た子にしかしないのですが、アロペシアXの治療として使われることもあるようで、きちんと検査しないと思わぬ結果になるのでは?とちょっと怖いと感じてしまいます。

お薬やサプリメントで絶対に何の副作用もありません、ということはないのですが、見た目の問題で危険を犯す必要はないと思いますので、体と相談しながら無理しすぎずその子の体調に合わせて治療ができたらと思います。

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64 いいね! ('25/07/02 07:34 時点)