お呼ばれする。

兵庫県の北の方。
養父市にキャンプピザを焼きに行ってきた。
そこにお呼ばれする経緯はこうだ。

お客様と会話をする。
ムラタが、将来的に田舎暮らしを夢見ている事を打ち明ける。
でもムラタの奥さんと子供は大の虫嫌いである。
だからムラタが1人で視察に行く前提での話が進む。
そこには、木工の先生も来るらしく。
将来的に木材に触れて制作活動をゆったりとしたいなと夢見ているムラタは
ますます期待が膨らむ。

現地について思ったことだ。
やっぱり自然は良い。

でも蟻の体長が1.5cm位で、普通にピザのカケラを運んで行っているのを見て
大自然を感じつつ。
これは、奥さんと子供は無理かもー。なんて現代っ子を俯瞰して見てみる。

ムラタのおじいちゃんの夢は膨らむ。

ロッジを購入して
ピザ釜を作る。

横には木工細工ができるアトリエがある。

別荘地(っと言っても軽井沢的な別荘地ではなくて、田舎暮らし的な)付近で、
1日に売れる量としても、10枚売れたら良いところだ。

ムラタの試算によると、これで生活ができる。

なんて優雅な暮らしだ。

もう細部に至るまでリアルに想像ができてしまう。

ピザ窯
小さいミキサー
テーブル
たまに軽トラのおじさんが来てピザを買っていく
たまにマセラッティが停まってピザを買っていく
誰もお客さんが来ない時には窯の予熱で大ぶりのカンパーニュを3玉ほど焼く。
朝はゆっくりだ。
近くの牧場から分けてもらった新鮮なミルクをショコラショーにして
スライスしてカリッと焼いたカンパーニュを浸して柔らかくして食べる

しまった
ムラタ爺さんの60歳のリアルな妄想に浸ってしまった。

それよりか現実をどうにかしないといけないのだ。

危険だ。
SNSを書きながら勝手に手が動いていた。
勝手に妄想し始めて、こんな事を書き連ねてしまった。

危険だ。
妄想が暴走し始めている。

こんな感じで一晩を、木工の先生や、元消防士、木材屋さん、年数回ボランティアで全国を飛び回るスーパーアウトドアな粋な兄さんと一緒に過ごさせていただいた。

翌日には、香美町まで行き
先日さつまいものサンプルを送ってくれた
むらおか夢アグリさんまで行ってきた。

ここのサンプルをいただいた時に気になったのが、
『黒土』に覆われたさつまいもだ。
神鍋火山の火山灰が含まれた土で
真っ黒である。

いい。
こう言うの良い。
って勝手に思ってしまって。

これもまた、気づいたら
香美町まで車を走らせていた。

農園を見学させてもらったら、
ピーマンが収穫されていた。

ふと目に止まる赤いピーマン。

聞いてみると、
枝についた状態で追熟状態まで行ってしまって
通常出荷が出来ないらしい。

これもまた不思議な話である。
食べてみると、
甘味がしっかりとあって、サラダなんかにはもってこいである。

車に40キロの紅あずまと二箱ぎっしりのピーマンを詰め込んで
帰路に着く。

歳をとったからなのか、なんなのか分からないけれども。
少しだけ柔軟になった気がする。

一度商品化したら安定的に作らならければいけない。
そんな感情に縛られていたのかもしれない。

でも今は、
ある分だけ。
作る。

これでも良いかなと思っている。

だから、今回の紅あずま40kgと2箱のピーマン

ある分だけ、何か作ってみようと思います。

旬の時期に、旬の物を。

甘くても、硬くても、苦くても、
全部記憶に閉じ込めることが出来るような
経験としてパンに籠めようと思います。

また一つ兵庫県産を使えるようになった気がします。

冬の須磨海苔
夏の但馬ピーマン
夏終わりの神戸いちじく
秋の丹波黒豆に丹波の黒ゴマそれに神鍋の芋

きっと来年は春キャベツなんかも使うんだろうなー

なんて。
また妄想が始まってしまった。

妄想と、現実を今は行き来しているけれども
段々と現実よりに融合させていく

それが村田っぽさ。

また一ついい出会いがあったお休みでした。
ありがとうございました。

続きは Instagram で

543 いいね! ('25/10/06 22:02 時点)