6月5日(木)西代寺本堂にて戦没者慰霊の追善供養を厳修いたしました。

長田区で一番被害の大きかった空襲は昭和20年3月17日ですが、6月5日の空襲では約350機のB29が神戸の西は垂水区から東は西宮までの広範囲に大量の焼夷弾・破砕弾・通常爆弾を投下し、市街地全体に壊滅的な被害を受けたとされております。

終戦から80年が経つ2025年。当時のことを知る人は少なくなっておりますが、今でもお参りに行かせて頂くと、
B29が上空を通った時の忘れられないほどの轟音や空襲警報が鳴る中、駒ヶ林の海岸まで家族で避難したことなど、戦争体験のお話を聞かせていただくことがございます。

今、日本で生きているほとんどの人は
明日が無事に来るのかわからない状況が続くこと
その状況を想像しづらいかも知れません。

当時を生きる人が、自分の無事を祈り、
大切な人の無事を祈り、
祈りが届かなかったとしても、安らかに
後生を過ごしてもらえるようにまた祈りを捧げる。
祈りは尽きなかったと思います。

西代寺でもその祈りは80年経った今でも尽きません。

皆さんのご先祖様が必ず通ってきた時代でございます。
犠牲になられた方に供養を捧げ、
無事に命を繋いでくれたことに感謝をする
その時間をつくっていただければと思います。

南無大師遍照金剛

#西代寺 #戦没者慰霊追善供養 #終戦から80年

続きは Instagram で

33 いいね! ('25/06/05 20:02 時点)