まちの仕事人インタビュー
小学生らしい生活ができる塾なし中学受験を当たり前の世の中に!!
株式会社タカベル 代表取締役 高畑 洋平 (たかはた ようへい) さん インタビュー

【ご経歴を教えてください】

神奈川県横浜市出身の33歳です。

中高6年間は芝中・高に通い、早稲田大学商学部へ進学しました。

後程お話させていただきますが、大学時代は家庭教師や塾講師といった教育がメインのアルバイトに力を入れていました。

初就職は大手銀行に勤務し、その後教師へ転職。そして2021年4月に個人事業主で中学受験コンサルティングを開業。最終的に2024年8月に株式会社タカベルを創業し、現在に至ります。

【現在の業界へ入った理由を教えてください。】

はい。私自身の学生時代の経験が非常に大きな理由となっていますので少しお話させていただきます。

小学4年生の時に受験を決意し、いわゆる地域の塾へ通い始めました。小学5年生からは超名門の塾へ切り替え勉強していましたが、超難関を目指す塾ということもあり、かなりカリキュラムもハードで周囲についていくことが出来ませんでした。

先生もかなり厳しかった為、塾ではとても怒られ、家では連日深夜まで勉強という日々が続き自己肯定感は全くない。そんな幼少期を過ごしました。

ただ芝中学に通い始めてからは経済感覚や学力も近い人が多く集まってくることもあり、非常に居心地がよく、先生も管理主義ではなかった為、伸び伸びと非常にいい学校生活を送ることが出来ました。その為、中高一貫の6年間で自身の中で人格が変わっていくのも感じることができましたし、その頃から漠然と「受験」というものへのイメージが変わり、良くも悪くも人生に大きな影響を与えるものであると感じるようになりました。

大学に進学後、家庭教師や塾講師といった受験関係のアルバイトに励んだのもそこに理由があり、子供たちに対していい受験生活を送ってほしいという強い気持ちがありました。

就職の際も教師という選択肢はありましたが、社会人1年目で「先生」と呼ばれることに少々抵抗があり、経済を知ることができるという観点や若くから経営者の方々と話す機会があると思い銀行に就職を決めました。その後はやはり教育関係の仕事がしたいということが頭から離れず2021年に独立を決意しました。

 

【中学受験コンサルティングとは?】

受験合格までのスケジュールの管理や勉強法の確立、お子様との接し方ををはじめとする保護者の皆様へのコンサルティングです。後程コンサルティングの具体例も紹介させていただきますが、具体的にどのようなことか、自身の教師時代の経験を少しお話させていただきます。

教師の時は中学受験に特化したカリキュラムを採用している小学校に勤務しておりました。

4年間の担任生活を送りましたが、保護者との面談の中で多かった相談が「子供の成績を上げるためにはどうしたらいいか」と「塾との向き合い方はどうしたらいいか」という内容でした。実は親御さんは子供の勉強について非常に悩んでいることが多いのですが、特に大規模な塾ですと6年生に集中してしまう為、希望がないと保護者面談がなかったり、決まった先生が見てくれなかったりと悩みを相談できる環境がないことが多いのです。

そうすると子供にきつく当たってしまい、結果として子供も自己肯定感や受験に対してのモチベーションが下がってしまい、さらに親御さんもより焦ってしまうという負のスパイラルが発生してしまうのです。

よく考えるとそういった親御さんへ注目したサービスというのは世間に存在しないなと思い、受験コンサルティングというサービスを考えました。

その後保護者の方々からの多様なリクエストに応える形で様々なサービスを開発しています。2024年8月に株式会社タカベルを創業してサービスもスタッフもどんどん増えている。

現状です。

 

【コンサルティングの一例を教えてください】

はい、保護者の方へのサービスの一例をお話させていただきます。

あるご家庭ではとても熱心な親御さんがフルコミットで勉強を教えられていました。

実は教えることに問題はないのですが、血のつながった親子だと教えた通りに子供ができないとイライラしてしまったり、親御さんお子さん共に自信を無くしてしまう傾向が強いのです。これでは負のスパイラルに繋がってしまうことが多く、コンサルティングの中でこのような提案をさせていただきました。

1、教えることはプロに任せる。

2、勉強をインプット中心からアウトプット中心に切り替える。

3、親御さんの役割は子供のメンタルサポートや環境整備に徹する。

4、マイナスの言葉は使わずすべてプラスの言葉に変換する。例えば「これだと次のクラス落ちちゃうよ?」ではなく「これ頑張ればクラス上がれるかもよ?」といった具合です。

塾などで習う時間と家で勉強する機会は絶対的に後者が多く、家庭学習の時間を密度濃く過ごしていくことがとても重要です。そこを理解して徹底的に学習のやり方を見直し、お子さんのメンタルの部分に注目すると成績は飛躍的に伸びていきます。

結果的にそこのご家庭はお子さんの志望校はお申込み当初の成績と大きくかけ離れていましたが、希望の学校に入学することが出来ました。

 

【コンサルティングやコーチングで大切にしていることを教えてください】

基本的にやらせる勉強というのは意味がないと思っています。

先程のお話でもありましたが、親御さんからの一方的な「ああしなさい、こうしないさい」ということではなく、お子さんに対しては「何の為に受験をするのか?」「今何のために勉強をしているのか?」という忘れてしまいそうな本来の趣旨を想起してあげることが大切だと思っています。コーチングに近い感覚です。大人もそうだと思いますが、内在的なやる気や意志がなければいい結果は出ませんし、継続的に勉強を進めていくことが出来ません。

中長期的な目標をお子様自身に考えてもらってそれに対しての行動にヒントを与えていく。

そうすることで子供の成長の機会を促すことは非常に重要と捉えています。

そのためには、親御さんにもお子さんへの接し方や適切な学習法を学んでいただき、それを落とし込み、タカベルと親御さんとお子さんが三位一体で同じ方向を向いて、中学受験を導いていくことを意識しています。

 

 

【どんな方にサービスを利用して欲しいですか】

一言でいうと中学受験でお子さんへの働きかけに問題意識を持ち、どこから手をつけてればよいのかお悩みの方です。

また弊社は短期的な成果を求めることを理念とはしていません。

短期詰込み型だと忘れるのも早く、受験の為のみの勉強となってしまいます。

そうではなく前述の通り、中長期的な目標を持ち、計画的にお子様の成長を考えた方々へサービスを提供していきたいと考えております。

 

 

【事業を通じてどういう世の中にしていきたいですか】

はい、これは自身の経験から非常に伝えたいことでもありますが、中学受験はゴールではありません。本来どの家庭も望んでいることは子供が自己実現をし、自身のスキルを如何なく世に発信していくことだと思います。中学受験というのはあくまで通過点でしかなく、詰め込みすぎてしまうと子供の人格が壊れてしまいます。自己肯定感が極端に下がり、あるべき社会人像にふさわしくない人間になってしまう可能性もあります。そういった中学受験への考え方は変えていきたいと思います。

究極の弊社の目標は「塾に行かなくてもオール家庭学習で受験に合格。」というものです。

子供には子供らしい生活を、加熱しすぎた受験業界の既成概念をぶっ壊す、プラットフォームになりたいと思います。

また長期的には中学受験にとらわれず、教育を通じて社会問題の解決もしていきたいと考えています。今は教員不足や教師の疲弊が社会問題となっていますが、我々の人的リソースを通じてそういった課題も解決していきたいと考えています。

 

【最後に区民ニュースをご覧の皆様へ】

中学受験は多種多様なお悩みが尽きないはずです。少しでもお困りのことがありましたら、中立的な立場からお伝え出来ると思いますし、無料面談も行っておりますので是非気軽に弊社までお問合せ下さい。

 

【添付資料】

■リリース

https://drive.google.com/file/d/1BtCd3SHXmjXr-sbh_8xGlEmkz-Sk4FyR/view?usp=sharing

■報道資料

https://drive.google.com/file/d/1Ms7dpuPMBSqgBMpeO83NiHG4jT8dKQmK/view?usp=sharing


お問い合わせ

株式会社タカベル

神奈川県横浜市神奈川区三ッ沢上町7-8  ハイツジュネス203

TEL:090-9366-8695

HP: https://takabell.com/

*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。