まちの仕事人インタビュー
葬儀の仕事は奥が深いんです
有限会社横浜典範 代表取締役 山本 貴志 (やまもと たかし) さん インタビュー

昭和42年1月生まれ、横浜市磯子区出身。私立三浦高校(現三浦学苑高校)卒業後、自動車整備工の専門学校から整備士として横浜トヨペットに勤務。その後OA機器販売などを経て、28歳の時に知り合いの紹介で都内の有名葬儀社で勤務。32歳で有限会社横浜典範設立。現在に至る。

葬儀の仕事は奥が深くて飽きないんです

御社がお客様にアピールしたいポイントは?

大切な事を人に任せられない性格でして。葬儀マンの信条として必ず私がお迎えに上がる事をお約束させて頂きます。あと病院やお寺から定期的にご依頼があるのも安置所をしっかり確保している事が大きいかと思います。

打ち合わせ時に大切にしている事は?

弊社はネットで価格の安さを売りにする宣伝は一切せず、お寺や地域の知人、友人からのご紹介で成り立っています。菩提寺からのご紹介などで22年続いている事はそれだけご信頼を積み重ねて来れた証。最近ではご本人様が将来を考えてというご相談も増えてきましたね。だから一件一件丁寧に親身になってお話を伺う事を信条にしています。

御社のご依頼者のお葬式の傾向は?

家族葬が7〜8割、火葬が2〜3割といった感じですね。コロナ禍で一日葬が多くなりましたが、コロナ前は葬儀マンとして通夜の大切さを伝えていました。そういう意味でコロナが早く明ける事を切に願うばかりです。

山本社長が施工した記憶に残るお葬式は?

たくさんあり過ぎて・・・。一つ挙げろと言われればこれですかね。私が勤務時代の事でした。ある中小企業の社長さんの別荘での自決事案。金銭苦だったと伺っておりますが、菩提寺でご遺体安置させて頂いたのですが、小学校3年生だったお子さんの泣き崩れたお姿を見て堪えられなくて表に出て号泣してしまいました。5名位だったと記憶しておりますが社員さんにとても慕われていたのでしょう。奥様も社員さんの泣き崩れ方も尋常じゃなかった。いま思い出すだけでも涙が溢れ出てきます。


葬儀というお仕事は究極の状態での接客業だと思っています

ご依頼者から言われて嬉しかった一言は?

山本さんに頼んで良かったと言われると本当に嬉しいですね。高額なお代を頂戴して感謝されるというのは葬儀マン冥利につきますよ。

ベテランの山本社長に敢えて伺います。葬儀社選びで大切な事とは?

知り合いに葬儀社がいない場合、ネットで検索して葬儀社を探すという行為は時代の流れ。それは勿論否定しません。しかしこれだけは覚えておいて頂きたいのが電話相談の時点で金額以外の事で「これは出来ません」という担当者は絶対NGです。葬儀担当者はご宗家の皆様のお気持ちに寄り添いそれを具現化するお仕事です。それを否定するなんて言語道断。もしそれが出来ないのであれば「こういうのは如何でしょうか?」と提案するのが正しい葬儀マンの対応だと思います。

地域の活動はされていますか?

コロナ前までは町内会長や地元の消防団で活動しておりました。

最後の質問です。このお仕事は好きですか?

天職ですね。奉仕の心がなければ出来ない葬儀というお仕事は究極の状態の接客業だと思っています。


インタビュー後記

山本社長が高校卒業時に就いた自動車整備工というお仕事。しかし約10年続けたものの正直飽きを感じ、常に他の仕事を模索していたとか。将来性に不安を感じていたこともあり高齢化社会で一生仕事ができるのはどの業種かと20代後半に模索して葬儀業界に飛び込んだそうです。「自分には機械いじりよりお話をしている方が性似合うんですよ」とニッコリ笑ってお話頂きました。葬儀のお仕事は人生の半分以上の年月を費やしているものの未だに奥が深く飽きないというお話から言っても本当に天職なのかもしれません。横浜市港北区界隈にお住まいでご葬儀をお考えの方はぜひ山本社長にご相談下さい。

お問い合わせ

有限会社横浜典範  

代表取締役 山本貴志

住所:横浜市港北区小机町380-5

電話:045-475-3544

*お電話相談の際、『港北区民ニュース』の山本さんのインタビュー記事を読みましたとお伝え下さい。