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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる
という意味。
何事を始めるにも良い日ともされ、
仕事始め、開店、出店、お金を出すことに
吉であるとされる。
一粒のヒントやアイデアが
あなたの運を万倍にする。
ビジネス評論家石塚 毅の
ビジネス系開運コラム。
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某エアライン企業は急激な業績悪化のため、
社員を数千人規模で出向させて人件費負担を
回避しようとしています。
社員の出向先相談を受けて、
あるお客様企業におつなぎしていた時、
ふっとコロナショックのさなか読んでいた
雑誌を思い出したので、
早速読みなおしました。
固定費率の高さとコロナ倒産件数は比例する、
と解説してあり(P26)、
コロナ倒産の227件のうち
業 種 倒産件数 固定比率
ホテル・旅館 40件 70.0%
飲 食 店 30件 62.1%
アパレル 17件 44.2%
食品製造 15件 36.6%
要するに、固定比率の高い業種が
倒産リスクが高いですよ!ということです。
俗に言われる「腰高企業」ですよね。
注)こしだか【腰高】
腰の位置を十分に下げないで、
姿勢が不安定なさま。
「力士が―に寄り進む」
腰高企業とは、固定費率が高い企業
のことです。
昔、大物経営者に
「石塚クン。腰高企業と一本足打法の会社は
気をつけなさい。」
と教えてもらいました。
一本足打法とは主事業が売上・収益のほとんど
を占める会社。
関連比率の少ない会社のことです。
週刊ダイヤモンドのこの号に登場する企業は
みなついこの間まで絶好調だったところばかりです。
「得意の時、失敗の原因をつくる」とは
よく言ったものです。
つくづく考えさせられました。
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に
裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。
話がおもしろい!と評判。
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