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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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こんにちは!

東京都の緊急事態宣言も解除されて

本当に良かった!

大いに働いて、たくさん遊ぶ。

そしていっぱいうまいもの食べよう!

飲食業界に感染例はないんです。

みなさん、地元の飲食店はまちの資産です。


さて今回は

DX(デジタルトランスフォーメーション)

を知るべし!


デジタルトランスフォーメーション(DX)

とは

「データやデジタル技術を駆使して、

ビジネスに関わるすべての事象に変革を

もたらす」

こと。

つまりデータやデジタル技術の活用によって

いままでにない製品・サービスやビジネスモデ

ルを生み出したり、

生産性の向上・コスト削減・時間短縮など

業務そのものを見直したり、働き方を変えたり

する、という考え方。


最近、10年以上お付き合いさせていただい

ている「本物のビジネス人」お二方とそれぞれ

久しぶりにお話させていただいたのですが、

楽しい雑談から出てきたキーワードが

奇しくも「デジタルトランスフォーメーション」でした。



「やっぱりなーそうだよなー」

と帰り道、つくづく感じ入りました。

さすが!視点も方向性も素晴らしい、

超一流ビジネス人たるゆえんです。


つまりですね、

「ITで立ち遅れると負けてしまうよ」

ということです。


属人的なアナログで勝負できる領域も

一部例外を除き、あと余命10年かと。


特に中小企業はIT投資が少なく、

事務の無人化(RPA)1つとっても

追いつけなくなるかもしれませんよね。


企業の統合が加速し、

業界の再編や統合も大いにありえます。

でもその真の理由は


「デジタルトランスフォーメーションに

乗り遅れたから」


であろうと。


身近にもいろんな事例があります。


都内でタクシーに乗るとネット決済できる

タクシーが増えて来ました。

それも2つのグループに分かれています。

東京はタクシー大手4社と言われて

きましたが、今は、大手2社ですね。

それも自社だけでなく、他社もその同じ

ネット決済を使ってます。

いずれは、同じグループになる、再編が

進むかも、と考えてしまいます。

タイムズパーキングは、

パーク24株式会社が運営する24時間

無人時間貸駐車場です。

現在国内の総運営台数が約76万台。

第2位の「三井のリパーク」の3倍以上。

ダントツのシェアを持っています。

テクノロジーを駆使して進化を続ける

パーク24グループの生命線ともいえるのが

TONIC

Times Online Network & Information Center

という情報システムです。

TONICは、まだ常務だった西川光一氏が、

タイムズパーキングの管理・運営のオンライン

化を目的に提案して構築を進め、2003年に

導入したものです。


当時は、導入したからといって即座に売り上げ

が増えるわけではないシステムに、役員全員が

猛反対したといいます。

しかし導入以前は、週1回社員が駐車場に集金

に行くまでは、稼働状況すら把握できない状態。

何らかのトラブルが発生したり、不正駐車され

たりしていても、1週間は検知できなかったそうです。

西川氏は、そんな状態に危機感を覚え、

「駐車場はサービス業。これではきめ細かな

顧客サービスは望めないし、このままでは将来

とんでもないことになる」と訴え、

猛反対を押し切ったのです。


それが今では駐車場業界で最も進んだ

ITインフラに成長。

パーク24グループが今後さらに進化、

発展していくのに欠かせないエンジンと

なっています。

ITがあって企業がある、のが令和。

「ITが先、企業が後」なんです。



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp