まちの仕事人インタビュー
お花の品質に自信があります
とむらび 代表取締役 平井 旭彦 (ひらい あきひこ) さん インタビュー

岡山県岡山市出身。国士舘高校卒。高校卒業、職を転々としたが、その中で一番長きに渡り携わった仕事が花卉事業(16年)だった。その後独立し、花で彩るお葬式のとむらびを設立。現在に至る。

平井社長がとむらびを設立した経緯を教えて下さい

前職では花卉事業で葬儀社の下請けとして花祭壇を作っていました。最終的には全国の支店を担当し、各地を飛び回っていましたが、長年現場を経験して分かった事は不誠実な葬儀社が多いという事。あとお花に関してですが、下請け泣かせの不適切な価格提示にも納得が出来なかったですね。あと引き継ぎミスでの担当者の言った言わないのトラブルが絶えなかったのを側から見て正直うんざりしていたのが現実です。だから私自身、一心発起して花で彩るお葬式とむらびを設立しました。


御社の特色を教えてください

私がお花を市場で直接仕入れるのが他社と大きな違いです。因みに葬儀社は花祭壇に関して花屋に丸投げするのが基本ですが、ウチは元々花屋なので私自身花に関しての目利きが出来るし、仕入れルートもしっかり持っている。だから同じ金額でもお花の新鮮度、クオリティーが他社とは全く違うんです。因みにお葬式の定番である菊の花を葬儀屋は使いたがるかご存知ですか?実は菊って長持ちするんです。だからインチキ葬儀社はみんな使い回し。私はその裏方としてずっと働いていましたからよく知っているんです。これじゃ故人が浮かばれないなって。

打ち合わせ時に大切にしている事って何ですか?

ご依頼者の気持ちをどう汲み取るか、喜ばせる事を常に考えてお仕事させて頂いております。その為には手間も努力も惜しみません。そういう意味ではやり過ぎ位が丁度いいと思っています。あと社員がご面談させて頂いても私が必ず同伴させて頂き、私がお花をご手配します。それがこだわりですね。


ご依頼者から言われて嬉しかった一言は?

ご予算の関係上、お花の本数が限られていたお式だったんですが、ご宗家様に内緒で棺の中にちょっと多めのお花を入れさせて頂いたところ「そのお気遣いに感謝しています。細やかなお心遣いにも感動しました。」と感謝のお手紙を頂戴したことがあります。やはりウチは花屋あがりの葬儀社ですからお花で残念なお気持ちにさせたくない。だからこそ予算的に厳しくても何とか対応出来る様、尽力するんです。

葬儀社選びで大切なことって何ですか?

どうしても私はお花で考えてしまうのでお花目線の話をしてもいいですか?お葬儀ってご宗家の皆様に色々拘りがあると思うんです。予算はもちろん食事だったり、音楽だったり。最近は家族葬が多いので尚更お花に拘りがあるお式のご依頼を頂戴します。そういう目線で言うと電話相談の際、「御社のプランで好きなお花を選べますか?」と質問して明確な回答と金額が出るか否かを尋ねて見るのはアリだと思います。そこで明確に答えられなかったらそれまでだと思います。

このお仕事は好きですか?

好きですよ。だって人に喜んでもらえる仕事って中々無いですからね。昼夜逆転することなんてザラだし、長時間拘束されるし肉体労働でしんどいけどお花に対してどこにも負けないこだわりがあるからこそ、この仕事は続けていきたいですね。



インタビュー後記

兎に角今回のインタビューで感じたのは平井社長のお花に対しての拘りでした。斎場で行う火葬でも他社ではやらない数のお花は基本料金で棺の中に惜しみもなく入れるのだとか。「仕入れてきた生花をただ焼くだけに使うのはお花の申し訳ないんだけどね」と苦笑いする社長のお顔を拝見するに並々ならぬお花のお葬式に対するこだわりを感じました。あとお花でのリクエストはお花の種類ではなく色から入る事が多いそうです。とむらびさんはお花好きだった故人を送るにはベストな葬儀社と言えると思います。是非ご相談してみてください。

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*お電話相談の際、『区民ニュース』の平井さんのインタビュー記事を読みましたとお伝え下さい。