まちの仕事人インタビュー
地域・社会・世界の方々に「治る」を提供し続ける
株式会社ボディスプラウト 代表取締役 小林篤史 (こばやしあつし) さん インタビュー

・出身

横浜市泉区


・出身校、職歴

横浜商業高校→日本大学文理学部体育学科→不動産会社に就職→整骨院と整形外科に勤めながら柔道整復師の専門学校へ通学→鍼灸マッサージの専門学校へ通学


・生年月

1975年3月18日


・趣味

仕事が趣味のようになっていますが、強いて言うなら

読書と健康管理のためのサウナです。


・今のお仕事を選んだ理由

最初はカイロプラクティックとの出会いがきっかけでした。

元々、私は高校時代、プロ野球選手を目指して野球をやっていたのですが、腰を痛めた事がきっかけで私自身の納得できるパフォーマンスを出せなくなってしまい、野球を辞めてしまいました。

腰の怪我がきっかけでプロの道が閉ざされた事がすごく悔しかったので、大学生になってからは身体について勉強をしたくて、大学以外でもインストラクターのアルバイトを通じて身体について学び、自分自身で身に付けた知識を基に身体を作っていきました。

これで腰痛が緩和されると思ったのですが、逆に腰痛がひどくなったしまい、悩んでいたところに当時の彼女からカイロプラクティックを勧められて、腰痛が嘘のように良くなりました。


ただ、そのまま今の業界に入ったわけではありません。就職では、世界を股にかけて仕事をしたかった夢もあり、商社やメーカーを希望していましたが、最終的には不動産会社でマンションの飛び込み営業をすることになりました。

でも、3ヶ月ほどで、私のやっている仕事は人のためにならないのではと思うようになり退職、その後1年くらい自分探しの旅をしていました。

その旅の中で、私が人のためにできることは何か、私には何ができるのか、ずっと考えていて、昔に私が受けたカイロプラクティックの凄さを思い出しました。

大学では身体について勉強をしていたので、私が人のためにできることはそれだと答えに辿り着きました。

そして宮前区の整骨院へ転職、右も左もわからない中でも、患者さんが暖かくて、お世話になった印象しかありませんでした。

その後も色々な地域の整骨院に勤めていたのですが、宮前区のお客様の暖かさが忘れられなかったからか、宮前区は居住地として離れませんでした。

それからしばらくして、宮前区の整骨院を紹介され入社、柔道整復師の資格を取るために働きながら専門学校へ通う生活が始まりました。

そのタイミングで結婚もして、同時に妻が妊娠をしたためお金が必要になってしまいましたが、学費も必要で生活が成り立たなくなってしまいました。。

そんな中、師匠と呼べる人と出会いました。

高めの給料を支払って下さり、生活が安定して、朝から夕方までは整骨院で修行、夜に専門学校、深夜にマッサージのバイトといった苦しくも楽しい生活を5年間くらい送っていました。

その後、以前からお世話になっていた宮前区でお店を出したいと考え、今に至ります。


・このお仕事で大切にしている事

“お客様のため”はもちろんですが、目の前のお客様だけではなく、これからお客様になっていくであろう方々に自分たちは何ができるのだろうか?と日々考えることです。

その他にも、私のやっていることが、お客様だけでなく、従業員のためになっているかも考えています。

従業員全員については、仕事で楽はさせないが、今後この会社でやってきたことが生きる、いわゆる社会人教育として機能しているかを考えています。


・このお仕事で記憶に残る出来事

ベンチャー企業ではなくアドベンチャー企業なんじゃないかというくらい色々な事がありました笑

私は人の扱いに昔から苦手意識があって、スタッフとの関係値構築に苦労をしてきました。

そんな中、私が右腕として信頼してた人がいたのですが、その人に企業を乗っ取られかけた事がありました。

人間関係の構築は難しいです笑

その他にも、詐欺にあった経験もありますし、通販で広告代理店に運用を任せたら、まさかの売上げを上回る金額の請求が来て、会社が潰れかけたこともありました。

記憶に残る出来事が多すぎますね笑


お客様との記憶に残る出来事ですが、私自身が現在、猫背矯正の専門家として活動しているきっかけになった出来事です。

私が開業してまだ1ヶ月くらいしかたっていない時に、お客様として高校3年生の女の子が母親と一緒にいらっしゃいました。状況を聞いたところ、その女の子は肩と首の調子が悪く、朝も起きれないほどの症状を抱えていました。パッと見て、私はその女の子の姿勢が悪い事(猫背)が原因だとすぐに分かりました。

女の子は背が高く、身長が173cmあり、それがコンプレックスで無意識に常に屈んだような姿勢でいて猫背になっていました。

その猫背を治す事はすぐにできるのですが、しばらくすると元に戻ってしまうため、継続的に通院して、根本的に姿勢を直す事が必要ですが、コンプレックスを受け入れてくれるかが心配でした。

でも、その女の子は、体調的にも今のままではダメだと考え、姿勢を直すために通う事を決心してくれました。

その時に私は世の中に、様々な理由から若い子の猫背はすごく多いんじゃないかと思い、整骨院の中でメニューを作りました。

今では、色々な整骨院の方々を集めた研修会を開いたりもしています。


・お客様から言われて嬉しかった一言

「良くなったよ」と言われたら、もちろん嬉しいですし。

弊社が発売してる商品について、「あのパンツ本当にいいよね」と言われることもすごく嬉しいです。

弊社は、姿勢改善の下着について、今までの常識とは違う、締め付けない骨盤ショーツを販売しています。

世の中には骨盤を力で締め付ける商品が多いのですが、本来、姿勢の改善のために骨盤を締め付けるというのはイメージが違います。実はお尻の穴に力を入れる動きをサポートするだけでよいのです。この点が他社商品とは決定的に他社商品とは決定的に異なっています。



・ここ最近新たに取り組んでいる事はありますか?

弊社はそもそも新しいことをたくさんやる会社だと思っています!

特に最近取り組んでいることは3つあります。

1つ目が、骨盤ショーツを医療機器にしようとしています。

通常、腰痛で悩んでいる方の多くがコルセットで腰を固定しています。

ただ、実際は腰を長期間固定しない方がいいことを知らない方が多いです。

とは言っても、いきなり固定を外すと腰に不安を感じる人が多いと思っています。

そこで、コルセットを外す代わりにその骨盤ショーツパンツを使って欲しいと考えています。

現在は、医療機器の認可を受けるための活動をしております。

2つ目が、フェムケアの部門への取り組みです。

以前から、弊社の骨盤ショーツが女性の尿失禁にも効果があることが分かっており、大学との共同研究で具体的なエビデンスが取れたことをきっかけに商品化をしました。

この出来事をきっかけに、現在はフェムケアの商品をどんどん開発しており、直近では妊活のサポートショーツの開発が完了して発売に至りました。

3つ目が海外展開です。

一昨年の10月に台湾で現地法人の立ち上げを既にしており、弊社の骨盤ショーツは台湾でも販売しています。

それから、他の国からも是非販売をしてほしいとの要望を受け、タイやシンガポールなどの国々への展開を進めています。


・地域での活動をされていますか?

地域の小学校を借りて保護者の方々向けに子供の姿勢教育についての講演会を開いています。

子供の猫背を伸ばしてあげる事が社会貢献につながっていくと考えています。

最近の小学生は姿勢の悪い子が多いと言われていますが、肌感的には昔とあまり変わらないと思っています。

ただ、スマートフォンやゲームの普及で昔の小学生より猫背になる要因は増えていると感じています。

その他には、産婦人科へ出産を終えた方へ骨盤ショーツを渡せるように寄付をしています。

その活動では他に川崎市で出産を終えた方には無料で骨盤ショーツを無償提供して、少子化の阻止に少しでも貢献できたらと考えて活動をしています。



・このお仕事のやりがいは何ですか?

やりがいを感じることですが、大きく2つあります。

1つ目はお客様から多くの「ありがとう」という言葉を頂くことです。

この仕事は結果が分かりやすくはっきりしていて、目の前のお客様に

「良かった!」「ダメだった」と直接言われますし、「ありがとう」という言葉を受け取る機会も多いです。

なので、私やスタッフの努力次第でお客様から頂ける「ありがとう」の数を増やしていくことがこのお仕事のやりがいです。

2つ目は、お客様から「ありがとう」と言われるスタッフが増えていくことです。

お客様から「ありがとう」と言う言葉を受け取れるスタッフが増えていくと、スタッフ育成の成果が出ているなと感じることができるので、私のやりがいになっています。

その他にも、弊社が販売している商品を実際に使ったお客様からネットのコメントで「ありがとう」と書き込みがあることも嬉しいですし、お客様からの感謝の言葉を直接頂ける仕事だからこそ、自分たちが社会に貢献してることが分かりやすく、やりがいに繋がっています。


インタビュー後記

私もスポーツをやっているため、小林社長から骨盤ショーツを頂き履かせて頂きました。

履き心地がいいのは当たり前ですが、パフォーマンスも姿勢の改善で向上が見られたので、腰痛をお持ちの方はもちろん、スポーツを普段やる方や、悪い姿勢での作業が多い方にはとてもオススメです。

是非お試ししていただければ幸いです。

お問い合わせ

株式会社ボディスプラウト

TEL:044-863-7686

HP:https://bodysprout.com

*お電話やお問い合わせの際は、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。