
1972年生まれ。埼玉県出身。横浜市在住。専門学校卒業後、航空系旅行会社へ就職。企画や添乗員など幅広く業務をこなす。
その後、大手補整下着メーカーへ転職。女性ばかりの職場でマネージャー、支部長などを経てその後、結婚に伴う子育ての為に退職。5年間の専業主婦をやり、以前から興味のあった結婚相談所業を2017年に開業。息子と娘の2児の母。
将来大好きな沖縄に移住し家族や友人、ご成婚された卒業生達に、気軽に遊びに来てもらい、お酒を飲むことが密かな夢。
笑顔の輪をつなぐ
結婚相談所を始めたきっかけは?
昔から人を繋ぐのが好きだったんです(笑)
旅行会社を経て下着会社に就職したんですけど、人と関わる仕事が好きだったんですよね。
長男の妊娠出産を機に下着会社を辞めたんですけど以前から人を繋ぐ究極として仲人をやりたいとはずっと思ってたんです。
それを思ったのも、下着会社にいた時のお客様は全て女性だったので、それこそ恋愛の話しや結婚話しってのはかなり聞いて相談に乗ってましたね。
また会社で飲み会をやれば、男女をくっつけてお付き合いが始まったり結婚に繋がったりって。
ようは、「お節介おばさん」ですね(笑)
今はあまりそうゆう人はいないかもしれないけど、昔は「お節介おばさん」っていっぱいいたんですよね。私もそれが向いてるなとは思っていたので、人がハッピーに繋がる結婚を通しての「お節介おばさん」になろうって思ったんですよね。
今の婚活事情をお聞かせください。
今は婚活アプリやマッチングアプリを使う人が多いですね。スマートフォンで気軽にできますから。気軽さも手伝って利用者数は60万人を超えているんです。
その中でも私たちのような仲人型の結婚相談所を利用している人が8万人くらいいるんです。
まだまだ結婚相談所を使う人はアプリ利用者に比べれば少ないですけど、アプリを使って気軽に婚活しようという機運は高まってきてるのでそれは良いことだなぁと思いますね。
ただアプリは気軽なだけに成婚とは別の目的の男女が集まるので上手くいく例ももちろんありますけど、トラブルも多いのかなと思います。
ー実際どんなトラブルが多いですか?
結婚詐欺、デート商法、投資詐欺、宗教の勧誘などですね。
気軽が故にこうしたトラブルがあるということをしっかり理解して、自分の身は自分で守るという心構えを持って利用してほしいところではありますね。
会員様の笑顔のために
結婚相談所のご利用者の傾向は?
現在の結婚相談所を使う男女比って4:6で男性の方が少ないです。
ー意外です。男性の方が多いって思ってました。
そうなんです。なんなら男女比3:7になるんじゃないかと言われてるくらいです。
なので裏側をお話しすると、結婚相談所業界は男性のご入会をとにかく求めているんです。
アプリではそこまで個人情報って聞かれないので男性の利用数の方が多いんですけど、結婚相談所で肝になってくるのが男性のご収入なんです。
やはり成婚を目的としてるので、収入公開がどうしても必要になるので男性が足踏みする要因にはなるのかなと思います。
ただそれを除けば利用者は女性の方が多いので男性にとっては自分に合ったパートナーを探すツールとして結婚相談所を利用して頂くのは非常にメリットがあると思います。
結婚相談所の入会動機ってどんなものがありますか?
女性は、周りが結婚し始めたから、1人は寂しい
、子供が欲しいなどですね。
男性は圧倒的に子供が欲しいっていう理由ですね。
やはり日本は地震や大雨洪水などの災害も多いので、1人に対する不安もあるんじゃないでしょうか。
実際に東日本大震災の後は結婚相談所への入会数も増えましたからね。最近ではこのコロナ禍での入会数も増えています。
世の中の先行き不安定さが結婚という人が支え合う形態への後押しになる側面はあると思います。
主人とは良きパートナー
会員様に対して気をつけていることはなんですか?
よく仲人仲間に言われる事が2つあるんです。
まず「よくそこまで話しを聞くね。」
ってことです。
会員様とはとにかく話すことを心がけています。
そして、聞いて聞いて聞きまくる。
面談数も多いですし、仲人と会員様とのコミュニケーションが成婚に向かうには何よりも大切です。
時には夜の12時や1時までzoomミーティングすることもありますしね(笑)
二つ目は「よくそこまで会員様のケツを叩けるね。」
ってことです。
私もプロとしてこの仕事をしているので、成婚へのメソッドは持っているワケです。
ただ会員様は一人一人違う人間なので、こちらのメソッドを忠実に実行してくれる会員様もいますが、問題は実行してくれない会員様です。
そんな会員様には申し訳ないですが、はっきりと上手くいっていない理由とどうやったら上手くいくのかをとことんお話しさせてもらっています。
他の仲人さん達にお話しを伺うと、それがなかなか言えなかったりもするみたいですね。
ただ私はこれまで旅行会社や下着会社でバリバリの営業畑で鍛えられてきたので、クロージングをするのが当たり前って言うのが体に染み込んでるんですよね。
なので前職の経験は今のこの仕事にとても活きていると思いますね。
この瞬間のために
この仕事をしていて嬉しい瞬間は?
ご成婚が決まった時はもちろん嬉しいんですけど、ご成婚された卒業生のご懐妊報告や出産報告が嬉しいですね。「あーこの仕事やってて良かったなぁ」ってしみじみ思っちゃいます。
卒業生とはその後も繋がっている人も多くて、その卒業生から会員様を紹介されることが多いんですよね。
その会員様に話しを聞くと「高木さんとこ行ってきな!高木さんなら間違いないから」って言われたって・・・(笑)
卒業生が私みたいになってて笑っちゃうこともありますけど、有難いですよね。
高木さんが結婚を前にした皆さんに助言したいことはありますか?
男性に対しては、恋愛下手の方が多いんです。
自分の言ったことで相手がどう思うかがわかっていないんですね。格好や髪型を気にするのはもちろん大切ですが、会話の機微や女心というところを理解することが何よりも大切です。私も女性なのでそこは余すことなく伝えて、更に訓練もさせて頂いています。そうすると、最初入会した時にはできなかった方が、どんどん変わっていくんですね。なので、男性は女性の生態を知ることから始めてみるのが成婚への近道になるのではないでしょうか。
どうしてもわからないという方は私にお任せ下さい。懇切丁寧にお教え致します(笑)
女性に対しては、結婚相談所に入会する年齢が気になっています。
ーと言いますと?
入会の年齢で多いのが、35歳〜39歳なんです。
文字通り駆け込んで来るっていう言葉がぴったりです。その層が1番のボリュームゾーンになっています。
かく言う私も35歳で結婚して36歳と40歳で出産しているので、それはそれは大変でした。
その実体験から、女性にはもっと早い年齢で結婚出産への意識をもって婚活をして欲しいなとは思います。
現にご成婚された会員様はみんな口を揃えて、「もっと早くから婚活してれば良かった。」って仰るんですよね。
最近では晩婚化が進んでいると言いますけど、女性の結婚する年齢で最も多いのは28歳なんです。
意外かもしれませんが、事実です。
最後に結婚を考えている方にメッセージを
男性も女性も周りに流されずに、自分の信じる道に邁進して欲しいなと切に願いますし、そのお手伝いをこれからも続けていきたいなと思います。
インタビュー後記
ぱっと見、仕事の出来るキャリアウーマンという印象の高木さん。
喋ってみると気さくでなんでも話してしまう会員様の気持ちがわかりました。
近所のお節介おばさんを自認する高木さんは人が好きなんです。そして寄り添う姿勢はご自身の経験に裏打ちされたものなんだなと感じました。
結婚を真剣に考えている方は是非高木さんにご相談してみては?
お問い合わせ
結婚相談所トータルエージェント
所在地:神奈川県川崎市(ご相談の際はお近くまでこちらから伺います)
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*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。