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遺言信託について迷っています
(1年前の記事です) 掲載日:2022/12/12
長男が結婚し、長女が高校卒業した事もあり将来を考え遺言を作成しようと考えています。
テレビでコマーシャルをしている信託銀行も良いと考えていますが、大手都市銀行で遺言手続をするというのは如何でしょうか?
本来なら遺言イコール信託銀行と思っていたのですが、この度一定額以上の資産を預けている人を対象にした遺言信託のキャンペーンを銀行で案内されました。
内容としては手数料が安くなるというもので、同じことをするならキャンペーンを利用したいとも思っているのですが、不動産を含んでの個人情報を銀行側に開示することに懸念を抱いております。信託銀行は費用は高いですが、これを専門としていることもあり安心して開示もできるのかな、と迷っています。専門家のアドバイスを頂ければと思っています。
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。
私は遺言に関しては信託銀行でも銀行でもないと思っています。
何故なら財産を増やす行為ではなく、遺言を預かるだけで管理料を支払うのは如何なものかと思っているからです。
遺言を預けるのは銀行ではなく弁護士や司法書士、行政書士といった専門家とお話し合いをして公証役場に預けるべきです。銀行員は相続のプロではありません。実際信託銀行に遺言を依頼して通り一辺倒の手続きをされてしまい、不動産の分割で相続人がトラブルになったケースを見た事があります。
銀行はサラリーマンで遺言を作成した時点での担当者が遺言執行時に転勤でいないというケースが殆どです。これが遺言のプロと言えるでしょうか?弁護士、司法書士、行政書士の中でも得意不得意があります。多分Oさんも誰に相談すればいいか分からないから銀行若しくは信託銀行とお考えなのではないでしょうか?
その為に私が一度お話を伺い最適な専門家をご紹介して安心して遺言を作成して頂きます。
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