まちの仕事人インタビュー
NPBへ勝負の1年
神奈川フューチャードリームス 佐藤 燎 (さとう りょう) さん インタビュー

・出身

埼玉県草加市


・出身校

東海大学附属相模高校→流通経済大学


・生年月

1999年7月28日


・趣味

音楽を聴くこと

・野球を始めたきっかけと、今のチームを選んだ理由

元々、野球は父親の影響で3歳から始めたので、物心ついた時には既に野球をしていました笑


家では、常に巨人の試合がテレビに映っていて、将来はプロ野球選手になりたいと思っていました。特に憧れていた選手は高橋由伸選手で、夢を叶えるために野球の練習は毎日欠かさずにやっていました。そんな僕以上に父親の野球への情熱がすごかったんです笑


父親は家の近くのホームセンターで骨組みやネットを買って、家の駐車場に練習スペースを作ってくれました。そこで僕は父親と毎日のように練習をしていました。今思うとすごいです笑


僕の野球人生での転機は小学生の頃に入っていた野球塾での講師との出会いでした。野球塾に入る前は、少年野球チームに入っていて、当時はバッティングが全く得意じゃなかったんです。


でも、野球塾でその講師と出会えたおかげで一気にバッティングが伸びました。そこから更に野球へのめり込んでいって、中学・高校・大学は野球に集中できる環境に身を置くことができました。先ほども言った通り、物心ついた時からずっと野球漬けの日々を送っていました笑


そんな僕も大学3年生、4年生と学年が進んでいき、ついに就職活動の時期がやってきました。「大学を卒業した後も野球をもっとやりたいっ!」という心残りがあり、そんなモヤモヤした気持ちの中で就職活動をしていたのですが、無事に就職の内定が決まりました。


このまま普通に社会人になって、自分の送りたい人生を送れるのか。。

せっかく就職先が決まったのに、当時は常に考えて悩んでいました。そんな中、大学生最後の試合、秋のリーグ戦で僕はまさかの打点王のタイトルを獲得しました。


このタイトル獲得で、モヤモヤした気持ちがハッキリとし進むべき方向が決まりました!僕はまだ野球をやりたいという思いを素直に受け入れて、内定が決まっているにも関わらず、野球を続けられる環境を探し始めました。


野球を続けるための環境を探している中、高校の監督に相談をしたら、監督に神奈川フューチャードリームスを紹介してくださり、入団する運びとなりました。入団が決まったということは、内定先には就職しない、その企業の代表はとても良い方というのもあり、とにかく申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。


代表の方を裏切る形になり、申し訳なさと気まずさを抱えながらお詫びのメッセージを送ると、想像とは違う返信が企業の代表から送られてきました。代表の方はお忙しい方なのに、僕のために時間を割いて想いのこもった長い文章で、僕のことを怒りもせず、むしろ野球を頑張れと、僕の背中を押してくれました。


本当に感謝しかないですし、僕は多くの方々に応援されながら野球ができていて、これはすごくありがたいことなんだと再確認をすることができました。

・大切にしている事

野球が更に上手くなる向上心です!野球が今よりもっと上手くなりたいという気持ちがなくなったら、選手としても終わりだと思います。


僕の野球人生の中で、これまで多くの方々にご迷惑をかけてきましたし、多くの方々に応援をしてもらってきました。そんな方々の期待や思いを踏み躙って、僕が野球を中途半端に投げ出しちゃいけないと思ってます。


・記憶に残る出来事

去年の試合になるのですが、チームの投手コーチ兼選手の方の引退試合です。


僕は野手で投手ではないのですが、普段から面倒を見て頂いていて、野球のことはもちろん、メンタルのことについても相談によく乗ってもらっていました。いつもお世話になってる方の引退試合なので絶対に勝たなきゃと思い試合をして、その結果、僕はその試合で先制ホームランと勝ち越しタイムリーを打て、チームが勝利しました。


絶対に勝ちたい試合で、しっかりとチームの勝利に貢献ができて、日頃の感謝の思いも伝えることができて、一生の思い出に残る試合でした!そういえば、今までも僕は何故か野手なのに、投手コーチのお世話になっている経験が多いです笑


・ファンの方から言われて嬉しかった一言

僕が打って勝った試合の後に、試合会場まで足を運んで下さっていたファンの方に「打つと思ってたよ」と言われたことですね!みんなに期待してもらえてるんだと感じることができて、すごく嬉しかったです。


・ここ最近新たに取り組んでいる事はありますか?

今、取り組もうと思ってる事なんですが、ピラティスをやってみようと思ってます。


去年から特にトレーニングに力を入れていて、筋力の向上だけじゃなく、怪我もしにくくなったと感じています。ただ、ホームランの数が減ってしまったので、柔軟性や身体の連動性に課題があると感じるようになりました。柔軟性や連動性はトレーニングももちろんですが、ピラティスを取り入れることも有効なのではと思っているので、課題克服のためにチャレンジしてみようと思います。


・地域での活動をされていますか?

地域での活動は、独立リーグの存在意義である地域密着にも直結するのですが、地域での野球教室やゴミ拾いにチームとして参加しています。


この活動を通じて、地域の方々にも応援してもらえるようなチーム、そして選手になれるよう頑張っています。


・野球は好きですか?やりがいは何ですか?

野球はもちろん大好きです!僕の目標は、NPBへ行くことです。それには来年がラストチャンスになるんじゃないかと思っています。なので来年に全てを賭けています。


応援して頂けるとすごく嬉しいので、試合会場へ是非足を運んで下さい。

また僕はスポンサーも募集していますので、ご連絡お待ちしています。


インタビュー後記

お話を聞いていて、とにかく目標達成意欲が強く、前向きに日々トレーニングに打ち込んでいる姿に僕自身強い刺激を受けました。


僕も佐藤選手の活躍を観に球場まで足を運ぶので、試合楽しみにしています。

お問い合わせ

神奈川フューチャードリームス


TEL:0466-77-8301

HP:http://futuredreams.jp/

SNS:https://instagram.com/r_satoh_fd9?igshid=NzZlODBkYWE4Ng%3D%3D&utm_source=qr


*ご連絡の際、『相模原市民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。