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遺産分割の手続きについて
掲載日:2024/12/31
父が亡くなり、遺産分割の手続きを進めているのですが、本当に大変です。
銀行口座の解約ひとつとっても、相続人全員の印鑑証明が必要だったり、不動産の名義変更の手続きも複雑だったり…。
こんなにも手間がかかるとは思っていませんでした。
もし、父が遺言書を残していれば、こんなに苦労せずに済んだのではないかと、つくづく感じています。遺産分割の手続きって、なぜこんなに複雑なんでしょうか?
※ 相談者のプライバシーに配慮し、実際の質問内容を一部改変して掲載している場合がございます。ご容赦ください。

遺産分割の手続きが大変でいらっしゃるようですね。
ご心労お察しいたします。
遺産分割の手続きが複雑なのは、複数の相続人がそれぞれ異なる意向を持っている場合や、遺産の内容が複雑な場合など、様々な要因が考えられます。例えば、不動産の評価額をどうするか、債務を誰が負担するかといった問題で、相続人同士の意見が食い違うことも少なくありません。
一方、遺言書があれば、被相続人の意思が明確に示されているため、遺産分割協議がスムーズに進みやすいというメリットがあります。遺言書があれば、相続人全員がその内容に従うことが原則となるため、相続人間での争いを防ぎ、手続きを簡素化できるのです。
ご経験されているように、遺産分割の手続きは非常に手間と時間がかかるものです。もし、ご自身が将来、同様な状況に直面されることを避けたいのであれば、遺言書の作成を検討されてみてはいかがでしょうか。
遺言書を作成しておくことで、ご家族の皆様の負担を軽減し、円滑な相続を実現することができます。
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