まちの仕事人インタビュー
官と民の橋渡しを
堀江豊行政書士事務所 代表 堀江 豊 (ほりえ ゆたか) さん インタビュー


大田区役所にて23年間勤務

→主に産業経済部にて多くの中小企業支援業務に従事。そのうち2年間は中小企業庁への派遣なども経験。

2021年6月退職後、独立起業。


2021年8月『株式会社ファイントライズ』を設立

2021年10月『堀江豊行政書士事務所』を設立

→役所での経験を活かし、助成金申請のアドバイスや中小企業の経営支援業務を中心に活動中

独立までの経緯を教えて下さい。

23年間の区役所在籍中は様々な部署を経験しましたが、最も長く在籍していたのが産業経済部で、主に区内中小企業の皆様の支援をさせていただきました。


具体的には、区が管理する産業支援施設の運営業務や、補助金制度の企画立案及び実施、企業誘致をはじめとする産業立地政策の実行などです。


そんな中、家庭の事情などもあって区役所を退職することになりました。

いろいろな選択肢の中で今までの経験を最も活かせる働き方を模索した結果、経営コンサルティングとしての起業と行政書士資格の取得をすることにしました。


現在は経営コンサルティングを主たる業とする株式会社と行政書士事務所の2つの看板を掲げてサービスを提供しています。

他の事務所との違いは?

公的機関での勤務経験だと思います。政策を実行してきた経験を踏まえたアドバイスができる点は、他の事務所と大きく異なる点ではないでしょうか。


例えば補助金申請の場合、経営者の方はどうしても事業への思いが前面に出てしまい、本来役所が求めている情報が盛り込まれていない申請書になってしまうケースも少なくありません。


そこに、書式の修正や政策目的を踏まえた内容を記載することで、企業の取り組みと政策目的とがうまく融合した事業計画を作成し、より採択への可能性を高めていくことができます。

この仕事のやりがいは?

一番感じているのは、役所での経験が多くの経営者の方々のお役に立てるということを直接肌で感じられることです。

最終的に「お会いできて良かったです」と言われた時は本当にうれしいですね!


また、独立してからは今まで以上に多くのジャンルの方々と自由に会える機会が増え、さまざまな相談をいただけるようになりました。


中には今まで経験のない種類のご依頼もいただきますが、そんな経験を積むことで、さらに視野も広がっていると思います。

どんな事務所にしていきたいですか?

将来的には、経営支援や補助金申請に強みのある行政書士法人の設立を考えています。


また、役所での経験や知識は、中にいると過小評価してしまうところもありますが、外から見ると、とても貴重で有益なものが多いということを、この立場になって改めて感じました。


そうしたことを伝えられるような、役所での豊富な経験を持つ人材を集めていくことで、他の事務所とは異なる特色が出していければと思います。

今後の展望は?

今後は役所の経験も活かして、『官と民の橋渡し』ができるような仕事がしていきたいです。


また、自分も経営者という立場になったことで、少しずつですが経営者の気持ちがわかってきた部分もありますので、自分も経営者の皆さんと一緒に成長していきたいと思います。

インタビュー後記

役所勤め時代から「あまり役所の人っぽくない」と言われていた堀江さん。笑

今まで培った経験を経営者の方々や後輩達へ惜しみなく還元したいという想いを存分に聴かせていただきました。

どこへ相談すればよいかわからず悩んでいるあなた!まずは堀江先生に相談してみてはいかがでしょう?

お問い合わせ

堀江豊行政書士事務所

神奈川県横浜市神奈川区金港町1-11-911

TEL:045-451-6603

HP:https://capls-horie.com

*お電話相談の際、『区民ニュース』の記事を読みました。とお伝え下さい。