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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、
一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる
という意味。
何事を始めるにも良い日ともされ、
仕事始め、開店、出店、お金を出すことに
吉であるとされる。
一粒のヒントやアイデアが
あなたの運を万倍にする。
ビジネス評論家石塚 毅の
ビジネス系開運コラム。
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オミクロン株は感染数の拡がりがケタ違い。
個人的にはこれだけ拡がると「人流抑制」
なんかもう無理じゃないの?という意識が
一般的になり、結果的にインフルエンザと
同じところに落ち着くのではないかな、と。
1、人材市場の中期予測をしてみる
今後3~5年くらいを時間軸にして人材
の市場、つまり人を欲しいという企業側と
就職・転職をしたい、という人材側がどう
なるのか?について、私的な考察をして
みました。
2、優秀人材=トップ5%は?
20代・30代は全員起業します。
40代・50代は現職で経営層に入る
か、起業するでしょう。
3、仕事ができる人材=上位2割まで
正確にいうと優秀5%層を引いた残りの
上位15%に入る層です。
昔からあらゆる企業や人材紹介会社が
争奪戦を繰り広げてきた層でもあります。
ここは「複業」もしくは「フリーランス」化
します。
言い換えると、仕事のできる人材は
雇用契約で縛れない、という時代がもう
来ています。
人材紹介会社でここを主戦場にしている
ところは「複業」人材の紹介に切り替えるか
ターゲットを変えないとやっていけない可能
性がありますね。
4、残りの80%はその他大勢
以前からも、言及していますが、
2:6:2の時代はとうの昔に終わっており
2:0:8、下手したら1:0:9が
現実です。
仕事は80%くらいのエネルギーでこなし
口ではともかく、自分を変える努力は
そこまでガツガツやらない。
ワークライフバランス優先。
言われたことを、言われた通りに。
これが、その他大勢の80%ではないか、
と。
これを逆手にとって、私なら
給与はそれほど高くないけれど、
社員満足度(ES)がめちゃくちゃ高い会社
を目指したら、どうかなと。
具体的な施策例として
・週休3日制(月・火・木・金×10時間勤務)
・仕事・業務はしくみ化・ICT化・AI化を
どんどん進める
・人事評価をしない(∴昇給は基本、最低賃金
の上昇スライドのみだから)
・組織も極力フラット化させる。(∴役職つくのを
嫌がるから、マネジメントは経営がすべて行う)
・高度な仕事は基本、外注人材・複業人材を
フル活用する
・役職・雇用形態に関係なく、職場を楽しく・おも
しろくする「現場キャプテン」をできるだけ育てる
・単純業務でも「おもろい仕事化」させる工夫や
「役に立っている」「成長している」ことを感じる
しくみを張り巡らせる
※マクドナルドが良いお手本
・仕事をなるべく「遊び」化させる
・社風は「やさしい・あたたかい・おもしろい」
・「でも会社は家族じゃないよ、できるだけはするけど
いざって時はいつか来るから」と常に言っておく
またいろんな人に怒られそうだなぁ(笑)
(了)
石塚 毅(いしづか たけし)
1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に
裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。
話がおもしろい!と評判。
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