【六月の言葉(令和七年)】
  
   世の中には
     理屈では説明できない
             ものがある

   『念仏には無義をもつて義とす』(歎異抄)

義とは「はからい」や「分別」を表す言葉。
本願他力の念仏においては、
自分の都合で判断したり、 
理屈で考えたりすることはしません。
「念仏を称えれば、
良いことがあるかもしれない」 
などという勝手な意味づけは、
してはいけないのです。
現代に生きる私たちは
論理的な思考に慣れています。
物事に対して「どうしてこうなるのか」
「これを行うと、どんな結果になるのか」
と思いを巡らせることも多いでしょう。
しかし、私たちの身の回りで
起きることや、人との出会いなど、
世の中にはどうしても理屈では
説明できないこと、
言葉にできないことがたくさんあります。
それらに自分なりの意味づけを
する必要はありません。
がんじがらめの理屈から
解放されることで、
見えてくるものがきっとあるはずです。

            「くり返し読みたい親鸞」参照

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