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一粒万倍(いちりゅうまんばい)とは、

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になる

という意味。

何事を始めるにも良い日ともされ、

仕事始め、開店、出店、お金を出すことに

吉であるとされる。

一粒のヒントやアイデアが

あなたの運を万倍にする。

ビジネス評論家石塚 毅の

ビジネス系開運コラム。

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歴史に残る衝撃の暗殺事件。

つくづく「何が起こるかわからない」時代だなと。

戦争・暗殺と来たら歴史的には「大災害」です。

 

 

1、 月刊食堂6月号(2022年)

 

かつて外食業界を担当していました。

いまでもこの月刊誌はチェックしています。

外食業界ほど、難易度が高く、競争率が高い業界は

ないでしょう。

だから外食業界の成功事例は他業界でも応用できる

ことが多いのです。

直近では6月号(2022年)のこのインタビュー記事

がとても興味深いのです。

 

 

2、『かさねやの展開で僕がわかったこと』

 

 

株式会社SBICの鬼頭宏昌社長のインタビュー。

大変に興味深く、ぜひご一読をおすすめします。

秀逸!と感じたところを以下、ピックアップしますと、

 

「ヴァーチャルレストラン(VR)のビジネスでは

スケールできない」

 

「VRに加盟する店は本業が不調だから加盟する。

赤字から脱却できなければ撤退。本業が回復したら

VRやる必要がなくなる」

 

「デリバリーは現場の士気が露骨に売上に出る」

 

「外食需要が回復したらVRはどこもこの壁にぶつ

かる」

 

「デリバリーは価値パターンを導き出しやすい」

 

「重視していたのはポスティングの反応率と推移率。

この2点をウォッチしていれば勝ち負けがだいたい

判断できる」

 

「店数が増えるほど反応率もアップする」

 

「とんかつは1年間で食べる枚数が決まっているん

じゃないかと思うほど市場規模の増減がない」

 

「フランチャイズ(FC)ではなく業務委託で

チェーン網を拡げている」

 

「多産多死が強さの秘訣」

 

 

インタビュー内容は極めてロジカルで科学的。

私なりの表現をするならば「かさねや」はデータ資本

主義業態である、と。

データが先。ビジネスが後。

データを自社の属する分野で独占できれば

ビジネスがとても有利になる、の典型例ですね。

 

(了)



石塚 毅(いしづか たけし)

1970年生まれ。ビジネス評論家。担当実績7,000社、相談実績15,000人に

裏付けされた企業経営・ビジネスモデル・社風・人材の情報通で博覧強記。

話がおもしろい!と評判。

ご質問・ご相談などはこちらまで。

ishizuka@keiei-c.jp